BL小説(TIGER&BUNNY編2)

□☆【虎兎】やっぱり本物がいいってこと
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バニーを押し倒しながらちゅっちゅっとキスを繰り返す。
舌同士を触れ合わせてはまた唇に触れる。
もどかしいけどそれも気持ちいい。

「・・・こ、てつ、さ・・・もっと・・・」

キスをせがむバニーに俺はバニーのやらかい上唇をはむはむ。
下唇をはむはむ。

「・・・んっ・・・んんっ・・・たりな、い・・・」

DVDと違ってバニーは激しいのが好きだからな…

「これも気持ちイイだろ?」

ちゅっとわざと音を立てて軽いキスをする。

「ンんっ・・・した、ほしっ、・・・もっと・・・」

必死に舌を絡ませようとするバニーに嬉しくなって笑う。

そんなに俺と絡ませたいの?

俺はするりと舌をバニーの口ん中に差し入れた。
するとすぐに俺の舌を咥えて舌を激しく絡めた。
鼻から抜けるバニーの吐息。
口の端から流れるよだれ。
それでも構わずバニーは俺の舌を喰した。

そっくりバニーなんかよりずっとヤラシイ。

「・・・んぅ・・・んっ・・・」

愛しい・・・俺をこんなに欲してくれる・・・愛しい以上の言葉ってなんだろ?

「・・・ばにぃ・・・」
「・・・はぁ・・・虎徹・・・さ・・・」

目の前のバニーがトロトロに溶けた表情をしている。
するりと俺のネクタイを外してシャツを脱がせていく。
白くて綺麗な手が俺の肌に這う。

「・・・貴方の方がやっぱり素敵だ・・・」

ウットリした顔をして俺の鎖骨にキス。
柔らかい唇が俺に触れて気持ちイイ。
バニーの服を捲り上げて手を這わせると身体が震えた。
バニーの手が下へと下りてきて膨らんだとこを撫で上げた。

「・・・くっ・・・」

気を良くしたのかバニーの唇と手が俺のイイ所を攻めていく。

「・・・虎徹、さんも・・・触って?」

俺の手を取って膨らんだ自身に導く。
すでに堅くて苦しそうだ。
バニーのズボンとアンダーをいっぺんに脱がせると反動で飛び出してくるペニス。
ピクピクと震えて俺に触れられるのを待ってるみてぇ・・・

「・・・もう、こんなに濡らしてんのか?」

先走りがトロリと滲み出てる先っぽを弾いた。

「ひゃ、ン!」

ビクッと身体を揺れる。

「やらしぃ〜・・・」

俺の前に晒された白い首に噛みつくようにキスをする。
バニーのと俺のとを重ねて一緒に上下にゆっくり扱いた。
バニーのペニスがだんだんと熱くなる。

「・・・あンっ・・・いいっ・・・そこ、あぁっ・・・」

バニーの甘い声に俺のペニスが反応した。
荒くなる息。
先走りが溢れてくちゅくちゅと卑猥な音が大きくなる。
扱く手の早さを速めていき、俺とバニーは一緒に精を吐き出した。



「・・・こんな僕はいやですか?」

覆いかぶさってる俺にバニーが呟いた。

「なんでそんな事言うんだ?」
「・・・だって・・・DVDの彼みたいな・・・その・・・謙虚じゃないから・・・」

バニーを見ると少し視線を逸らしている。
話をした時はあんなに堂々としていたのに今はどっか不安げだ。
俺はクスリと笑ってバニーの首筋にちゅっとキスをした。
そのまま耳元に唇を持っていき、

「・・・ホンモノのバニーちゃんの方がいいに決まってんだろ?」
「・・・んっ・・・」
「淫らでやらし〜いお前の方が俺は好きだぜ?」

喘ぐバニーの唇にキスをする。
舌を絡めてバニーの口内を味わう。
漏れる留息が甘くて俺の欲を引きだす。

「はぁン、虎徹、さ・・・」

ピンクの乳首を指で軽く弾くとバニーの身体が跳ねた。
そのまま下へ手を這わせて腹辺りに撒き散らかした精液を掬ってより下へ。
少しだけペニスにも絡めてからその奥、後口の周りにゆっくりと指を近づけた。
足をバニーの股に差し入れながら開くように促す。
露わになっただろうソコは指でつつくとヒクヒクと動いた。
俺の指を待っていたみたいに蠢く。

「ひゃっ・・・んぁっ・・・ああっ・・・」

唇を乳首に移動させてコロコロと転がしたり、思いっきり吸ったり・・・

「・・・腰、動いてっぞ?」

俺の指を飲み込もうとするみたいに腰をくねくねと動かす。

・・・誘われてるみてぇだ・・・堪んねぇな・・・

「んぁっ・・・はや、・・・イれて、こて、つさ・・・」

俺の首に腕を回して鼻先がつくくらいに近づいたバニーがエメラルドの瞳を潤ませて呟く。
吸い込まれるようにバニーの唇へ近づくと貪る様にキスをした。
後口の回りを円を描くように触れてから一気に中へ埋める。

「んんっ・・・んふっ・・・」

まだ一本だというのにバニーの中はキツイ。
指が千切れそうだ。

「・・・んっ・・・ばにぃ、力ぬけ・・・」
「んゃっ・・・あっぁ・・・そんなっ、」

仰け反り喘ぐバニーのペニスに自分のペニスを擦りつける。

「はぁああぁぁっ・・!」

お互いのペニスが擦りあって気持ちイイ。
後口に差し入れた指を2本、3本と増やして前立腺を掠めるとより大きく高い声が漏れた。

「ヤッ・・・そこ、ばっか・・・いゃ、」

否定の言葉とは裏腹にバニーの身体は揺れている。

「気持ちイイだろ?ココ?」

ガンガンと指で攻めてやるとバニーのペニスから先走りが滴れてしたたり落ちた。

「んぁっ、もぅ・・・虎徹、さん・・・キテ、はやくぅ・・・」

ゆらゆらとせがむように揺れる腰。

・・・くそっ・・・

悪態をつけ指を引き抜く。
バニーのんを擦り付けていたペニスを後口に合わせるとそこはクパッと俺を受け入れる形に変化した。

「ん・・・ばにぃ・・・」

ゆっくりと押し込んでいくと内壁が俺のペニスを締める。

「くっ・・・ばに、力抜けって・・・」
「あっ・・・だっ、て・・・もぅ、」
「締めすぎだ、ろ?」

バニーの唇に軽くキスを落とす。
すると口を開けて中に舌を侵入させてきた。

「・・・んっ・・・んんっ・・・」

舌を絡ませながら腰を少しずつ進めていく。
時折緩くなるのを見計らって中に入っていき、ようやく半分まで収まった。

「・・・もっ、と・・・おく、へ・・・」

締め付けている癖に甘い誘いを掛けてくるバニー。
堪らなくなって俺は一気に腰を打ちつけた。

「はァんっ・・・ぃやっ・・・!」

奥のしこりに当たりバニーの身体が跳ねる。
跳ねて俺から離れそうになった腰を掴んだ。

「んっ・・・はいった・・・」

内壁がペニスを包み込んで蠢く。
入れただけでイキそうになる。

「動くぞ・・・」

分からないように1つ息を吐いてから俺はギリギリまで引き抜いてからまた打ち付けた。

「・・・はぁっ・・・あっン・・・んぅ・・・」

打ち付ける度にバニーが喘ぐ。
内壁が絡みつく。
気持ちよすぎる、堪んねぇ、ばにぃ・・・

だんだん早くなる腰の動き。
バニーもイキたいみたいで自分で自分のペニスを扱き始めた。
そろそろ限界が近づいている。

「・・・はぁっ、んっ、ああっ・・・イク・・・イっちゃう、ダメっ・・・」
「イケよ、はぁ、はぁ、ばにぃ、」
「やっ、こてつ、さ、あン・・・いっ、しょ・・・にっ・・・」
「んっ、んんっ・・・くっ・・・ばにぃ、好きだっ・・・」
「やゃっ・・・こてつ、さっ・・・ぼくもっ、すきっ・・・あああっ・・・」

俺は夢中で腰を動かせていた。
限界だ・・・
そう思った矢先、バニーが先に精を撒き散らした。
そのせいで中がギュッと締め付けられて俺もバニーの中にそのまま注ぎ込んでしまった・・・




バニーの中に放った精液を掻き出して身体を綺麗にしてから俺はバニーを抱きしめた。
描きだされている間、バニーは身体が動かないらしく大人しくされるがままだった。

「・・・こてつさん・・・」

声を出し過ぎたのか掠れた声で俺を呼ぶ。

「ん〜?」
「あのDVDなんですが・・・あれ・・・捨ててくれますか?」
「へ?」
「僕も捨てますから虎徹さんも捨てて下さい。」

バニーが少し恥ずかしそうに呟いた。

「・・・そだな・・・あんな物ない方がいいよな?うん。分かった。アレは捨てちまおう。」

俺の言葉にホッとした顔をして笑った。
バニーにはやっぱり笑顔が似合う。

「・・・そんかわり・・・おじさん頼みがあんだけど?」

ちょっと思いついた俺はニヤニヤしてバニーのおでこにキスを落とす。
おれの表情にバニーは一瞬怪訝な顔をした。

「・・・・・・なんです?」

そんな顔すんなよ、お前にとっても悪い話じやねぇんだぜ?

「・・・今度、エッチしてるとこ、録画させて?」

俺のお願いにバニーは思いっきり冷たい目をして俺をベッドから蹴り落とした。




俺の提案を受けたかどうかは内緒の話だ。



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