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□生き残るために
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「―じゃあ、会議始めるわよ!全員起立!気をつけ!私に敬意を示して、礼!!!」
魚雷ガールに言われ、ほぼ全員ピシッと気をつけし、礼をした。
破天荒はぼそりと「誰がテメーなんかに礼するかっつーの」と言ったため、その後おしおきを受けていた。
「では初めに、質問がある人どうぞっ」
ビュティが二コリと皆に視線を向ける。
その時、破天荒が手を上げる。
「はい、破天荒さん」
「なぜギョラ公が前にいる?司会は嬢ちゃんだけでいいだろ」
その質問に対して、ビュティはニコニコしながら
「ダメです♪」
と爽やかに言い放った。
「私だけが司会だと、絶対に収集がつかなくなるので。だから魚雷さんにお手伝いを頼んだの。ね、魚雷さん!」
「ええ。あんた達がビュティを困らせるのは目に見えてるからね。とりあえず、度が過ぎたおふざけは許さないわよ!!!!」
他に質問はないようなので、会議を始めることにした。
ビュティがキュッキュッとホワイトボードに文字を書く。
「えーと。じゃあ初めに、首領パッチ君について!何かいいと思う案がある人は…」
「はーいビュティ先生!!」
ボーボボと天の助が学ランを着て元気よく手を挙げた。
「はいどうぞ」
「首領パッチのことを考えるのはめんどくさいので、もう出番なくせばいいと思います!」
「俺も同意見でーす!」
「なんだとテメーらあああああ!!!!
「おやびんがいなくなったら『ボーボボ』じゃねえだろうがああああああ!!!!!」
早くも3バカ+破天荒の乱闘が始まってしまった。
「ちょっやめてよー!まだ始まったばっかじゃん!」
「やめなさいあなたたちー!!!!!」
即座に魚雷ガールが全員にどつき、元の場所に戻された。
「…じゃあ気を取り直して。今度は真面目にお願いします」
ビュティが修羅のような顔をしていたので、全員静かになった。
「ハイ」
「どうぞ、ソフトンさん」
ソフトンならまともな意見が出そうだ…と、ビュティはもっと胸をなでおろした。
「首領パッチソードをかぼちゃに変える」
「ええええええええー!?」
ビュティは絶叫した。
「かぼちゃって…かぼちゃは剣にはならないでしょ!?ネギはまだ細長いから理解できるけども!!!ちょっそれは…」
「アリだな!」
「へ!?」
「アリだ!よし、ウンコの言った通り明日から首領パッチソードはかぼちゃに変更だぜ!!!」
「うそおおお!?」
「じゃあ、じゃあ!!次俺のこと!!!」
まだ首領パッチへの意見が一つしか出ていないのに、天の助がしゃしゃり出てきた。
「いい案があるぜ」
「お、何だデコッパチ?」
「思いきってプリンになる」
「プリンーーーーー!?」
天の助より先に、ビュティが反応した。
「い、いや…プリンになるのはちょっと…天の助君の姿のまま、プリンカラーになったらちょっと気持ち悪くないかな?」
「いや、アリだな!!!」
「また!?」
「プリンなら子供にも人気があるし、何よりあの甘くて可愛い感じ…!これなら敵への媚売りも更に美味く(上手く)いきそうだぜ!!!!」
「いや上手くないからね別に!!!で、媚売りするところは変えないんだ!?」
「はいはいはーい!じゃあ次は僕について考えてほしいのら〜♪」
田楽マンがそう言った瞬間、あたりがシン…と静まり返った。
「…え?何この感じ。ねえ、何で皆しらけるの!?」
「…そうだなー…。頭のそれ、タイガーにでもすれば?」
ボーボボが適当に答えた。
「いやそれ既に漫画で出たよね!?そうじゃなくて、もっと可愛いのとかもっとカッコ良くなるのとかを考えてほしいのら!!!!」
「はいはい、もうタイガーでいいだろ。タイガーでいい人〜!」
ボーボボがそう言うと、田楽マン意外全員手を挙げた。
「チクショーーーーー!!!!」