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□生き残るために(OVER城編)
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★☆ボーボボ3期連載決定〜☆★(前回も言いましたが、勝手な捏造です)
「…何だ、この腹立たしい文字は。色とか星とかすごく腹立たしいんだが、切り刻んでいいのか?」
「やっやめてくださいOVER様!確かにボーボボ達の時と違って気持ち悪いですが、とりあえず喜ばしいことなんですから!」
「そうですよOVER様っ♪また出番あるのかなーって思うと嬉しいです」
上から、鋏を今にも振りかぶろうとしているOVER、それを必死でおさえる黄河文明、嬉しくてくるくる踊っているルビー。
「ルビー、言いにくいんだけど。僕達真説でもほとんど登場してないし、もう出番ないんじゃ」
ものすごく冷めている蹴人。
「また出る自信はある」
「でも、もうコチョコチョエリアみたいに酷いところには行きたくねえ…」
インダス文明に、メソポタミア文明。
おちょぼ口君とガンプは御庭番をしているためこの場にはいないようだ。
「…で、OVER様!やっぱりボーボボ達がやっていたように、俺達も新しい何かを考えないといけませんね!」
黄河文明が溌剌と話す。
「…あ?必要ねーだろ。十分テメーら個性的じゃねーか」
「いやいや、ダメですよOVER様!」
「そうですよー!ていうかルビー、もうOVER様に使ってほしい新しい必殺技考えてきたですー♪」
ルビーが可愛らしくエヘッと笑った。
「…言ってみろ」
OVERが持っていた鋏を下ろした。
「OVER様、『ザクロ』とか『アボガド』とか使ってるじゃないですか。
今度は、もっと可愛い『ピーチ』とか『イチゴ』にしちゃえばいいと思いますー♪」
OVERがピシッと固くなった。
(うわああああ何言ってんだルビー!!斬られるぞ!!!)
「…それは…」
OVERがつかつかとルビーに近寄る。
「OVER様、別にルビーは悪気があった訳では…っ!!!」
メソポタミアが焦ってOVERの目の前に立ったが、OVERはそれをスルーしてルビーの目の前まで行き、ルビーの頭をなでた。
「考えてくれたのには礼を言うが、そんな可愛い技ならお前が使え」
OVERになでられたルビーは嬉しそうに、
「えー、そうですかあ?じゃあお言葉に甘えてルビーが使わせてもらいますっ♪」
と言って、また可愛らしく笑った。
「OVER様、ルビーにはとことん甘いからな」
蹴人がメソポタミアに小さく耳打ちした。
「OVER様、それならオレにも案がありますーーー!!!」
突如、窓の外から声が聞こえ、全員がばっと窓の方を向いた。
そこにいたのは…おちょぼ口君だった。
「OVER様の衣装を、ヤクザみたいな白スーツ、サングラスに変えれば、まさに『極悪』といったような雰囲気が」
「テメーは庭番でもしてろ!!!!!!」
OVERが、容赦なくおちょぼ口君を斬った。
「ぎゃああああ落ちるーーーー!!!とみせかけて、忍法…」
「さっさと落ちろ」
おちょぼ口君の悲鳴が聞こえなくなる頃、また話しあい(?)が再開した。