奥さまは子猫チャン

□第29章 レッスン
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それから友莉はほとんど毎日桂のお屋敷にやってきて、私達は一緒に一日を過ごしました。彼女は大学受験のお勉強、私は義臣さんからの宿題の語学や経済学などなど。

大抵はお夕飯の前に帰ります。だけど、その日は信成さんが早い時間にお帰りになり、お勉強の合間におしゃべりしていたらあっという間に時間が経ってしまいました。

「友莉さま、そろそろお帰りのお時間ですよ。」

夜が更けても盛り上がる私達を見かねて、宮嶋さんが心配してお部屋に来ました。

「遅くなったから今日は泊まっていけば?」

大時計を見上げ、信成さんが言いました。

「うん、そうする。」

「わあ、友莉とお泊まりするの、春休み以来だね!」

「ではそのように松藤の奥さまにご連絡いたします。」

宮嶋さんは苦笑しながらお部屋を出て行きました。

「先にお風呂に入るね。紗菜子も行こう!」

「え、私は……」

どうしよう、私は焦りました。いつもなら、もうすぐ義臣さんが帰って来る時間なのです。

「どうしたの、私とお風呂に入るのが恥ずかしい?」

「そんなことはないけど……」

「行こうよ、ほら!」

友莉は私の手を掴み、お風呂場に直行です。

私のお部屋には個別のお風呂がついています。二人で入っても十分な広さです。

湯船に二人でのんびりつかった後、身体を洗おうとしていたら……きゃあっ!友莉がふざけて私の乳房を揉むのです。

「ふぅぅん?紗菜子ったら相変わらず巨乳だわ。義臣くんをメロメロにしているんじゃない?」

「やめてぇー!」

「何よぉ、感じるの?」

だってその、義臣さんの手とは違うけど、そんなところを弄られたらお腹の中が疼いてしまいます!友莉は面白がってボディソープを泡立てて私の身体中に塗りたくるので、くすぐったくてますます身体が捩れてしまいました。

「ひゃ、やあ、あああんっ!」

「やーね、エロい声を出して!」

後ろから抱き締められ手のひらの泡で揉みしだかれ、友莉の薄い胸が私の背中に擦りつけられると……義臣さんとは違う感触に……あ、なんで、こんなに感じてしまうのでしょう?



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