奥さまは子猫チャン
□第33章 子供じゃありません
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忙しいのは友莉だけではありません。私も卒業までに遊ぼうとお約束した友達と遊んで、時間が過ぎて行きます。
幼稚園から一緒に通った友達は友莉の他に何人かいて、小学校、中学校、高校と段々と増えて行った友達と当たり前のように毎日顔を合わせることが無くなるのはとても寂しいですよ。
「明日、友莉は何時に来るのですか?」
お仕事からお帰りになった義臣さんは、お部屋に入るなり私に尋ねました。
「夕方には来ます。それで、友莉がいろいろとお話がしたいと言うので、夜は友莉のお部屋で過ごそうかと思うのですが……」
「そうですか。久しぶりに泊まりに来るのだ。心置きなく夜通しおしゃべりしてください。」
義臣さんはすましたお顔でネクタイを解きました。
あら?もっと拗ねるかと思ったのに……事前にお許しをいただかなくてはと心配していたのですが、大丈夫だったかも?
「紗菜子、背中を流してくれないか。」
「はい!」
「その前に、俺の服、脱がせておくれ。」
私と向き合うと義臣さんはワイシャツのボタンに手を掛けさせました。プチプチとボタンを外し、シャツを脱がせます。メガネを取って、ベルトも外してズボンを脱がせて……下着姿の義臣さんは私の手を引いてお風呂場に向かいました。
夫婦の寝室に備わっているバスタブは大きめになっています。二人でお湯につかった後、ボディーソープを泡立て義臣さんの大きな背中を洗いました。
「義臣さん、怒っていますか?」
「怒っていませんよ。そんなに子供じゃありません。」
そう言いながら、さっきから目は合わせてくれないのです。やっぱり拗ねているのかも。
私は前に回り込んで、手のひらに乗せた泡を義臣さんの首筋や胸に広げました。くすぐったいのか、義臣さんはじっとしていてくれません。身を捩り、そして切なそうに私を上から覗きこみます。
そっと唇を合わせると、義臣さんは舌を差しこんできました。クチュクチュと絡めるとやっと笑顔になりました。
筋肉質な両方の腕、広くて厚い胸、固く割れたお腹、隅々まで滑らかに洗いあげます。左右の脚もお尻も丁寧に洗って、そして股間へ……反り返った硬いものを両手に包んで擦りました。それはあっという間に剛直になって、握っている私は思わず疼いてしまいました。
「紗菜子は俺がいなくても眠れますか?」
「ウフフ、気になるなら、夜中に様子を見に来てください。」
「そんなことを言って俺を煽るなんて……悪い子だ。」
「眠っていたら、抱いてお部屋に連れ帰ってくださいね。」
「ふ、だったら、最初から別々になど寝なくてもよいのに……」
「もう、友莉にまでヤキモキを妬くなんて!困ってしまいますよぉ。」
「仕方が無いでしょう。あなたがいなくては、俺は一人で眠れないのだから。」
お湯で泡を洗い流し、お風呂場の床に座った義臣さんの上に跨り繋ぎ合いました。
「は、あ、んん、ふぅ、はぁ!ツルツル滑って、動け、な……!」
「紗菜子、こそ……俺がいなくては、いられない、でしょ?」
「ひゃ、あああ、だって、義臣さんがそうさせるから、っああん!」
「明日の夜、あなたと触れ合えない分、代わりに今夜、いただきますよ……っ!」
濡れた身体を固く抱き締め、義臣さんは下からズンズンと突き上げます。ほんの少しの時間離れるだけなのに、義臣さんには耐えられないのですね……お腹の中を激しく擦られ、私は義臣さんの頭にしがみつき何度も唇を押し付けました……
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