奥さまは子猫チャン

□第12章 体育祭でつかまって
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「紗菜子もチアに入ってよ!」

「えっ!だって、委員会もあるし、バレーの練習もあるのよ?」

「いいからいいから!応援合戦は午後だから、バレーの試合と時間が重ならないわ!」

結局押し切られ、チアリーディングにも参加することになってしまいました。私に出来るのでしょうか?いや、やるしかありません!

「毎日、お昼休みと放課後に練習時間を取ろうね。さっそく今日から始めよう!」

チームリーダーの友莉に従い、練習開始です。

その前に、帰りが遅くなることを田中さんにメールで報告しました。すると「紗菜子さま、ファイトです!(はーと)お帰りの前にまたメールをください(はーと)(うぃんく)」と絵文字付きで返信が来ました。田中さんは10才になるお孫さんと毎日メールをし合っているので内容がいつも可愛いんです!

下校時間ギリギリまで練習をして、今日は終了です。ボールを受けた手はパンパンに腫れ、脚は棒のように強張り上手く歩けなくて転びそう。

「紗菜子、大丈夫?アンタ、最近お疲れみたいだから。」

ボロボロの私を見て、友莉が呆れて尋ねました。

「そんなこと無いよ、元気だよー!」

「義臣くん、夜の営みが激し過ぎなんじゃない?」

「友莉ー!恥ずかしいこと言わないでっ!」

そうです、義臣さんとエッチしたことは友莉にこっそり伝えました。そうしたら、彼女は凄く悦んでくれました。と言うか?興味シンシンでエッチなプレイの内容をこと細かく知りたがるのです、将来の参考にするって!

義臣さんとは……その、毎日のように愛し合っています。お仕事がひと段落したのでお泊まりは無くなったのですが、お帰りはいつも12時過ぎ。それからお風呂に入って必ず私を求めて来ます。眠るのは深夜、時には外が明るくなる頃、なのでとっても寝不足です……

お仕事を頑張っている義臣さんを少しでも悦ばせたいので、私に出来ることなら何でもしたいのですが……



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