奥さまは子猫チャン
□第27章 向き合って
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「ん、ふぁ…」
ベッドの上であぐらをかいた義臣さんは、私を抱き上げ猛るものを突き刺しました。
「ひゃ、あああんっ!」
「紗菜子、腰を振って。」
耳たぶを甘噛みし舌でなぞりながら催促する義臣さんの首にしがみつき、私は淫らに腰を揺らしました。奥まで届くように沈み込むと、先の硬い部分が中の襞を抉り動くたびに衝撃が貫きます。
腰を支え、耳元に熱い吐息を吹きかけ、やわやわとお尻を揉みながら、義臣さんは「もっと」と低く甘い声で私を煽ります。お正月が明けてから、お仕事や私の体調の関係で触れ合うことが出来ず、久しぶりに求める義臣さんは容赦が無くて…
「義臣、さ、んぁあっダメぇっ、頭が、真っ白、に、なっ…あああんっ!」
「可愛いよ、トロンとした顔をして…」
「はぁ、はぁ、あああんっああっ!」
義臣さんは左手で私の背中を支え、キスをしながら右手で乳房を撫で回し、腰を突き上げ私の奥を責め立てます。あ、もう、あちこちから刺激され、何度も達した私は仰け反り意識を無くしそう…あああんっ!
「フフ、少しいじめすぎたみたいだね。これで最後にするよ。」
義臣さんはゴロンと私を横たえると、組み伏しパンパンと激しく腰を打ちつけ、そうして中で果てました。
ぐったりと倒れ込む私の後始末をし、パジャマも着せてくださいました。義臣さんもパジャマに着替えると、横になりいつものように私を後ろから抱きしめました。
「紗菜子、今日は家にいる?」
「いえ、杏ちゃん達と神社に行って、友莉の合格祈願をしてきます。出来たら、お守りも渡したいと思っているのですが……」
「友莉のことはしばらくそっとしておきなさい。悪いようにはならないから。お守りも速達で送れば?もともと友莉は素直な子なのだから、きっと紗菜子達の気持ちは通じるよ。」
「そうします……」
友莉に逢いたいと気持ちは焦るばかり……もう少し、我慢すべきでしょうか。
「今夜は外で食事をするよ。おめかししておいて。拓真を誘ったから、奴に話を聞くといい。」
「拓真さんとですか!」
ハッとして振り返ると、義臣さんの細い目が優しく私を見つめています。
「出来ることからやって行こう。良い結果は必ずやってくるよ。」
「ありがとうございます。お二人ともお忙しいのに…」
私の額にチュッとキスをすると、義臣さんは穏やかな寝息を立てお休みになりました。
拓真さんに、友莉のことを聞かなくちゃ。どんな結論が待っていても……私はお腹に回された義臣さんの手をギュッと握りました。
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