奥さまは子猫チャン

□第35章 今日からは
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固くなった先端を最初に人差し指でくるくると弄び、次に甘噛みし、手のひらで捏ねまわしたり頬張るように口に含んだりして義臣さんはチラリと私を見上げました。やあ、そんな……私の反応を愉しんでいるのですね!

「義臣さん、ああっん、胸ばっかりじゃいやぁ!」

「どうして欲しいの?」

「全部……全部して、制服を脱がせて……」

「ん、このままでも良いのですが……」

義臣さんは楽しそうに微笑んでブラウスを抜き取りました。キャミソールも剥ぎ取り、乳房を舐め回しながらずれたままのブラジャーのホックをプツリとずらし取り去ります。上半身だけ裸になり、私は剥き出た胸を義臣さんの額に擦りつけるようにしがみつきました。

スカートの裾から手を入れて、今度はお尻や太ももをジリジリと撫で回します。いつもみたいに濡れたところには指を入れず、ずっとお預けされています。

「あ、やあ、やあん、義臣さん、あ、ああんっ!」

私の悶える姿を眺めながら、義臣さんは平然と私の反応をうかがっています。もう、ダメ。早く来て欲しいのに……

「そんな蕩けるような顔をして、紗菜子、何が欲しいの?」

「ああ、ん、スカートを取って!奥が熱い……熱いの……来て、早く来てぇ!」

やっとスカートを脱がせてくれました。私も義臣さんの着ていた部屋着を奪いました。義臣さんの首に腕を回し素肌を合わせ、唇を重ねて舌を絡めます。私の背中を撫でていた手が差し込まれ、ショーツがやっとお尻から離れていきました。

大胆にも私は自らベッドに仰向けで身を投げました。露わになった股間を見せつけるように足を広げ、両手を義臣さんに差し出しました。

「全く、紗菜子はイヤラシイ子になったものだ。」

「義臣さんが教えたクセに。」

「そうだ、俺好みの女になったね。」

履いていたズボンを脱ぎ捨て、義臣さんは私に襲いかかって来ました。待ちわびていた秘部にずぶりと身体を押し込まれました。

「はあ、あああんっ!」

「こんなに熱くなって……」

「ん、あああ、もっと、もっと来てぇ!」

「ああ、俺も、もう焦らせない。」

太ももを掴まれ大きく開かれた股間に義臣さんは自らを叩きつけます。目の前に火花が散り意識が無くなりそう……私は必死で義臣さんにしがみつきました。

やがてドクンと波打って、義臣さんの身体は律動を止めました。お互いの息が上がり、キスを繰り返して沈めます。

「今日で公私共に『小笠原紗菜子』は卒業だね。」

「はい、これからはいつでも『桂紗菜子』になるのですね。」

「ああ、だけど俺からは卒業させないから。」

「ええ絶対、卒業なんかしませんよ。これからもずっと、私は義臣さんだけのものです……」

「紗菜子は俺だけの可愛い子猫チャンでいなさい。」

頬ずりすると義臣さんは嬉しそうに私の頭を撫でてくださいました。

再びいつもより荒々しく求められ、何度も繋がって絶頂に誘われて、私はやがて義臣さんの胸に埋もれてぐっすりと眠りに就いたのです。



☆NEXT☆ 第36章 バトル勃発
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