不機嫌なドルチェ

□番外編6 御曹司はサンタクロース
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薄暗い部屋の中で、惣一郎さんの与える熱い快感に私は揺さぶられた。

舌で刺激されてキュンと尖った乳房の先端に歯を立てられた。

指先が感じやすい入口をじりじりと撫で回す。中に入って来ないから焦れったくて腰が勝手にうねってしまう。

「明日朝早いからダメって言ったクセにみさとの方が熱くなってる。」

「あっああっ、イジワルしないで…」

「どうして欲しいか言ってごらん?」

蕾を指で刺激しながら耳元で囁かれ、低い声がまた私の蜜を溢れさせた。

「来て…私の中…惣一郎さんでいっぱいにして…」

「良く出来ました。ご褒美だよ。」

熱くて固い惣一郎さんの身体が私を貫き、ぐりぐりと突き上げられるたび意識が飛びそうになる。

「惣一郎さん…惣一郎さん!」

「しっかり捕まって…離れないで…」

「あっああっああん!」

抜き挿しを繰り返す惣一郎さんのうっとりとした瞳に、じんじんと蜜壺の奥底が疼く。

彼の頬に手を当て、唇を合わせたいと思うのに、私と彼の身長差では繋がったままキス出来ない。

「待って、あとでいっぱいキスしてやるよ。」

「やぁ、キスして……」

「みさとのおねだりなら何でも応えないとな。」

繋がった身体をスルリと離すと空いた所に二本の指を埋めさっきまでと同じように抜き挿しの刺激を加える。唇を重ねて私の口内を舌で押さえ込む。

頭の中がぐちゃぐちゃになる、惣一郎さんの与える快感に喘ぎ悶える。

「惣一郎さん…やぁ!」

「キスはもういいの?」

「はい…あああん!」

待ちわびたように指を抜き、惣一郎さんは一気に私に侵入した。さっきよりも激しく突き上げられ、声が枯れるほど鳴かされる。

「あああんっあっあああっ!」

「みさと…可愛いよ…」

広い背中に思わず爪を立てた。

惣一郎さんが動きを止めた途端、私の中は熱いものでいっぱいになる。

繋がりを解く惣一郎さんにしがみつき、また頬にキスをした。

「可愛いことするな。」

惣一郎さんは私の太ももを左右に分けると、その間の蜜を美味しそうに舐めとった。



明け方、目を覚ますと、背中に惣一郎さんの温もりを感じた。抱き枕みたいに抱えられ眠り込んでいた。

12月になって、早朝から深夜まで仕事に掛りきりの惣一郎さんは本社近くのホテルで寝泊まりし、私は『パティスリー・ジュリエット』のクリスマスイベントで忙しく、この家で逢う暇も無いほどだった。

久しぶりに身体を合わせたら、いつもより激しく貪られ、起き上がる力も残っていない。

「……起きな……きゃ……」

身体を起こした途端、グイと引き戻された。

「おい、今日は休みのはずだぞ?俺の休みに合わせて、遼に頼んでみさとの仕事は入れないようにしてもらったのに。」

「でもみんなクリスマスが終わるまではお休み無しなんですよ?」

「クリスマスがなんだ。」

組み伏されて唇を塞がれた。

「今日は一日中俺に付き合いなよ。」

「惣一郎さん!」

ほんの数時間前、あんなに喰い尽されたのに、這いまわる舌が私をゾクゾクと疼かせる。

「もう、惣一郎さんったら……今日だけですよ?」

「みさとは働き者だな。きっとサンタさんから素敵なプレゼントが届くぞ。」

「楽しみにしてますから。」

私は惣一郎さんの短く刈り上げた髪に指を絡め、繋がる彼の身体をまた蜜で濡らした。




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