ROMA
□夢幻
2ページ/11ページ
ちぎの夢を見た。
普段、あまり夢は見ない。
疲れてるのか…
彼女が恋しいのか…
…両方かな…
夢の中で彼女は一緒に舞台に出ていた。
インフィニティのどこかの場面で、そんな場面ほんとはないけれど、ちょっと絡みのある振付で、ちぎは、振付を覚えてないと青ざめていた。
私がリードしてあげるから、はったりと反射神経でついてきて、と囁いたら、まっつさん大好き…と抱きつかれ、舞台なんですけど…と今度はこっちが青ざめて…
それから、何故か突然列車に乗っていて…
コンパートメント式の座席にちぎと並んで座っていた。
車窓から琵琶湖が見え…ほんとにそんな景色があるか疑わしいけど、夢の中では琵琶湖と認識していた。
乗客はほとんどいなくて、ちぎは窓側で、外を眺めていた。
私は彼女のきれいな横顔をじっと見つめていた…
何だか寂しい…と思ったとき、目が覚めた。
携帯の着信ランプが光っていた。
愛しい愛しい彼女からのメールだった。
2012.03.26