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□屋上と後悔
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ガチガチになりました




……


珠紀ちゃんに手を引かれ屋上に入ると
中には彼が居た。




『たっ珠紀ちゃんやっぱり辞めとくよ…』


「ダメー」



だって彼がずっとコッチ見てるんだもん…
こんなの絶対耐えられないよ…




私今絶対顔赤いや…






「おい、そいつだれなんだ」



珠紀ちゃんに向かって赤い髪のイカツイ人がたずねた



「ナマエちゃんだよ!!##NAME数2##ナマエちゃん!!」



赤い髪の人は「お前なー…。」と呆れた風に言っていた





「じゃー食べようナマエちゃん」


『ぅっうん!!!』



私と珠紀ちゃんは座って弁当をあけた



「うわぁー!!ナマエちゃんの弁当凄く美味しそうだね!!お母さんが作ったの?」




お母さん…

もういないよ、私には…





『自分で作ったんだ、珠紀ちゃんの方が美味しそうだよ!!』



珠紀ちゃんは「私が作ったんじゃないけどね』と言ってから「ナマエちゃん料理上手いんだね」と言った。







「楽しそうなところ悪いんだけどよ」



いきなり彼…鴉取君が後ろから声をかけてきた


『…はい?』



「ココから出ってってくれねーか?」






『え…?』


心の中で何かが折れたような音がした





「先輩っ何言って!「だまってろ」…。」



やっぱり迷惑だったんだ…


『すっすみません…やっぱりいきなり来て迷惑でしたよね、今すぐ出ていきますから…』



私は急いで弁当をまとめて屋上から出て行った、





屋上から出た瞬間聞こえたのは珠紀ちゃんの怒った声だった、




私は走って走って走って、


気づけば裏庭まで来ていた、
そこで私は我慢していた涙を一気に出し切った






私のあなたへの思いはやっぱり私からだけの一方的な思いだったんですね…




こんな思いするんなら、

屋上になんて行かなければよかった



〈後悔〉

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