REBORN!

□骸×雲雀 フワ甘
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「キス……したいです」
「っ…!」

意味がわからないくらい
突然 言い寄ってくる。

だから結果的に戸惑い、
照れ隠しする。

本当に...。

「恭弥…」

骸の手が滑るように頬を撫で、
自然と行為をする気分へといざなわれる。

「ん……っ…」

唇と唇が触れあい、
重なりあうと
わからなくなる。

体の中心が熱くなって、
心臓のあたりが
締め付けられているように苦しい。

「っ…ふ……あっ…」

いやらしい...。

口の中を動き回る舌に、翻弄される。

その甘い感覚に
人知れず酔っていくのが自分でもわかる。

「キスだけって言うのも
 寂しいですかね…」

「……」

なにも言えなかった。

骸の美しく輝く
真紅の瞳と深い碧色の瞳。

人を惹き付ける
魅惑の色華。

そのくせ、
人を突き放し
距離をとろうとする。

分からない。
解らない。

「続き…します?」



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