黒子のバスケ
□青黄 A RealStory
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青峰は慣れた手つきで
だんだんと着替えを済ませ
そばに脱いでおいていたシューズを
ロッカーにしまおうと屈んだとき
ふと、視界になにかが入ってきた。
シューズを持ったままよく見ると
それは黄瀬の鞄だった。
大きめのスポーツバッグで
白の上から青いロゴが入った
帝光中バスケットボール部の
証のようなものだった。
黄瀬は途中入部と言うのもあり
比較的ものが新しかった。
そんなバッグはチャックが全開になり
そこから無造作に
制服の上下がはみ出していた。
青峰はひとまず持っていた
自分のシューズをロッカーに仕舞い、
自分の荷物を身に付けると
黄瀬のバッグを持ち
他に荷物がないことを確認してから
ロッカールームを後にした。
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