REBORN!
□骸×雲雀 フワ甘
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雲雀はなにも答えなかった。
それは単なる甘えで...。
でも、それを見透かされていることも
わかっているつもりだった。
「…かわいい」
頬にある骸の手は温かで
優しく離れたばかりの
唇を重ね合わせた。
もう拒むことはないだろう。
これも確信には程遠いけれども
なぜか、そう思ってしまった。
「…っ」
唇が離れると
「チュッ…」とリップ音をたてて
右の頬へキスが落されていた。
「骸…」
「はい…?」
珍しいですね…と
骸は素直に驚いていた。
「いつ、帰ってくるの?」
「…え?」
口に出してから後悔した。
だが、これから先。
いつまた聞けるかわからない。
だから、雲雀は
しっかりと骸の目を見て
繰り返した。
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