お題消化
□君は死を見たことがありますか?
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先輩たちが去り、体育館に戻る道中
「なんで、嘘でも怖いって言わなかったんだ…」
『別に怖くないですし』
「まぁ、そうだけどよ、お前、いつも穏便に終わらすとかいってんじゃん」
『はい』
「さっきのは怖いとかいってりゃぁ、穏便にすませられたんじゃね?俺が居なかったらどうしてたんだよ」
『まぁ、そうですね、でも、本当に怖くなかったんです。』
黒子は何かを思い出すように儚げな表情をした
「テツ、お前、昔何かあったのか?」
『いえ、別に』
「あったんだろッ!!」
『いえ』
「話してくれ」
青峰が黒子の両肩を掴み、訴える
バスケ以外でこんなに熱くなるのを見るのははじめてだった