二次小説 短編
□星空×七霊コラボ 1
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バルスブルグ帝国、第7区。
バルスブルグ教会内に、2人の少年があった。
「……また別の世界かっ」
「ユリハはどこだ!?」
1人は、漆黒の髪に蒼い目をした青年。
1人は、赤茶色の髪とオレンジ色の目の少年。
2人の服装は、少し旅人風の着慣れた服を着込んでいた。
「一緒に落ちてきたよな!?」
「ああ、落ちてきたな」
「なんでユリハはいないんだ!?」
「ついでにいうと、ガブもな。てめぇは最初に心配するのは、ユリハかよっ」
誰かを心配している青年は、グレン・ラーイド。
呆れ返っている少年は、ガイア・ゲミニー。
2人は、こことは違う、ウェイアードという世界からやってきてしまったのだ。
「今回はどんな世界なんだかっ」
この世界に来る前。
グレンとガイアはもう1人と一匹と一緒に、ウェイアードにいるモンスターと戦っていた。
しかし、もう1人が敵の一体にかすり傷を追った瞬間、“時空の穴”と呼ばれる黒い穴が現れ3人と一匹は入り込んでしまう。
そして、今いる場所に立っているのだが……
「ユリハー! 何処だー!」
「黙ってくれよ、グレン!
ていうか、何処に行く気だああああああ!!?」
もう1人(おまけ一匹)の名前を呼びながらまっすぐと走っていくグレンを、ガイアは急いで追いかけていった。
「ユリハアアアアア!」
「せめて、ガブの名前も呼んでやれよ!!」