嫌われ作品

□火鳥の証 一部
2ページ/3ページ


 1.火炎が語りしは




昔々、およそ1000年くらいのこと。



陰陽を極める家系に生まれた幼き子は、傷ついた美しい鳥に出会いました。
子供は美しい鳥から傷が癒えるまで、自分の話し相手になってほしいと言われました。
子供は、美しい鳥の話し相手となり周りには秘密にしました。

やがて美しい鳥の傷が治ってしまい、子供との別れが来てしまいました。
美しい鳥は己の力を子供に与え、また会う約束をしました。

子供は再び美しい鳥と出会う事を願いながら、少年へと成長していくのでした。





それは、長い長い約束。


そして美しい鳥と少年の約束は、周りの者を巻き込んでしまう、事件の引き金にもなった――








→次の書 2.二人の姉妹


次へ
前へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ