嫌われ作品
□火鳥の証 一部
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1.火炎が語りしは
昔々、およそ1000年くらいのこと。
陰陽を極める家系に生まれた幼き子は、傷ついた美しい鳥に出会いました。
子供は美しい鳥から傷が癒えるまで、自分の話し相手になってほしいと言われました。
子供は、美しい鳥の話し相手となり周りには秘密にしました。
やがて美しい鳥の傷が治ってしまい、子供との別れが来てしまいました。
美しい鳥は己の力を子供に与え、また会う約束をしました。
子供は再び美しい鳥と出会う事を願いながら、少年へと成長していくのでした。
それは、長い長い約束。
そして美しい鳥と少年の約束は、周りの者を巻き込んでしまう、事件の引き金にもなった――
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