用語解説

3件

【五斉王 (ごせいおう)】
妖魔の頂点の立つ5人の王。

―紅き炎の覇者『龍王』
―漆黒の闇の支配者『虎王』
―緑の大地の統治者『猿王』
―蒼き水の女神『蛇王』
―金色の光の化身『鳳王』

その力は神に比肩し、全てにおいて万能にして至高の存在。
絶世の美貌と絶大な力と英知を持つ。
ただし命についてのみ彼らの領域ではない。

【心誓石 (しんせいせき)】
魔界の最奥にある最も危険な洞窟に、千年に一度咲く銀色の薔薇の蜜が結晶化した月白色の石。
石と言っても宝石に近く、光を当てるとオーロラのような光沢を見せる。

価値で言うならこの世で最も希少で丈夫な物であり、加工には専属の職人の手でないと不可能。

手に入れられるのは魔界の中でも実力者のみであり、一種の力があることの証である。

また自分の魂の一部を同化させられる為、魔界ではこれを渡すことは相手に自分の心を渡したことと同義とされる。

【悠久の伴侶 (ゆうきゅうのはんりょ)】
妖魔が己の一生の間に一人だけ得ることの出来る存在。
妖魔に最上級の幸福と最大級の恐怖という相反する感情を与える。
性別、種族、年齢その他etcは関係なく、出会えば惹かれ合う運命にある。
魂と魂で結ばれた唯一無二の半身であるが故に失えば誰もが狂う。



過去に悠久の伴侶を失った上級妖魔が暴走の末に五斉王に始末された事がある。
その時の被害は甚大な数の人間と下級妖魔、数人の上級妖魔と一人の最上級魔が死亡。
破壊された土地は今でも草木一本生えない荒野になっている。



[戻る]



©フォレストページ