ゆめしょうせつ
□笑ったら負け
1ﾍﾟｰｼﾞ/1ﾍﾟｰｼﾞ
「愛してるゲーム、」
「え？」
「臨也、やろう！愛してるゲーム！」
「………あ？」
「え、ちょっとキャラ変わってませんか臨也さん」
「愛してるゲームね、わかった、やろう」
てことで、でました。
恋人の人たち恒例☆
愛してるゲーム！！！
「じゃあ、俺からね」
「あいよ！」
ニヤーっと笑った臨也は、私の耳のそばへ口を持っていき、
「愛してる」
「………んふふふ、ぷぷっぷ」
「え、」
「ぷっ、ははっ、ご、ごめん…っ」
「え、」
「い、いや、なんか臨也が愛してるって、ぷっ、ぷははっ、し、しかも、耳っ、ぷぷー」
「殺すよ」
「すいません」
実際、愛してるだなんて一言も言われてないから、なんか、こう…、照れちゃうっていうか
しかも吐☆息とともに愛してるとか、
本当は死にそうだったんだからね。
でも、笑いが勝っちゃったんだよ
「…じゃあもう一回やろうか。なまえが笑ったら負けにしようか」
「え！？」
「笑ったら罰ゲームだから」
う、うそでしょ
この変な笑顔の裏には絶対何か企んでるよ、どうしましょう
「いくよ」
「う、うん…///」
「………ん？」
「いえ、なんでもございません。どうぞ」
「愛してる」
「…ぷっ…、あ、…え？」
「今最初完全に笑ったでしょ」
「い、いえー？」
「罰ゲームね」
「えっ、ええええぇぇ！？」
ニヤりと笑った臨也が何を考えてるか、すぐわかりましたとさ。
笑ったら負け
（いただきます）
（やっ、やっぱり…、うぎゃあああぁぁあ）