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□寄道少女
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少し愚痴を聞いてもらってもいいだろうか。
昨日私はダイゴさんに呼び出され、大人しくホウエンへと飛んだ。彼のもとへ行けばなんと私にメガバンクルとメタグロスナイトをくれるというのだ。
どういうことか聞いてみると、先日の学校事件のお礼とかなんとか。以前その報酬みたいなものはシロナさん経由でたくさんもらったのだが、これは個人的にということで頂いた。

内心かなりはしゃいでいた私は、ホウエンのひとつの小さな島に降り立ち、早速静にナイトを持たせてメガシンカというものを体験したみた。

いや、するはずだった。

静の体が硬そうなカラに包まれ光が溢れ出す。おおおと目を見張ってワクワクしながら待っていると、どこからかクスクスと可愛らしい声が聞こえた。
ここには私以外の人間はいないはずだ。ということは十中八九ポケモンだろうと思ったその瞬間、カラは破れた。
だが、そこにあったのは一回り大きくなっていたメタグロスナイトだった。
あいた口がふさがらないとは全くこのことだ。静は!?すぐにナイトのもとに駆け寄りそれを確かめる。
「!?そんな・・・」
そのナイトの中には先程まで私と同じくらいワクワクしていた静が眠っていた。まるでその中に閉じ込められているかのように。
あっけにとられていて反応が遅くなっているのは明白だった。
そのナイトはすぐさま誰かによって取られてしまった。
「誰!!」
すぐさま辺りを見渡す。が、何も姿はなく、かわりに私の姿をあざ笑うように先ほどの笑い声が聞こえてくる。
そしてその笑い声の主はこう、確かにいったのだ。

「ねぇ、ゲームをしよう?」

そこで私の意識はブチッと、コンセントの抜かれたように途切れてしまった。


そうして私は別の世界へ来てしまった。
簡潔に説明すると、静はメガシンカする際、ナイトのパワーに負けてしまい、それに飲み込まれたという。だからしばらくすれば目が覚めるらしい。ちなみに目が覚めるには一ヶ月くらいとかいってた。良かったと安堵したのもつかの間だった。
「あのナイト、ある人物に渡したんだ。だからそのナイトを君の仲間が目覚める前に見つけてよ!目覚める前に見つけたら君の勝ち。でも見つける前に目覚めちゃったら・・・。
ふふ!そのときは僕の言うことひとつだけなんでも聞いてもらうね!」
と言いやがった。そして未だにその姿が全く見当たらない。
自分の仲間がゲームに使われるのがすごく腹立たしいが、何よりもこの少しこバカにしたような話し声が気に食わない。
「あ、そうそう。ここの世界は日本っていうんだけど流石に一億人の人の中から見つけてなんて馬鹿なことは僕も言わないよ。だから・・・はい。この写真に映った六人の中の誰かに渡してあるから、がんばってね!
その六人は同じ学校に通う生徒で君もそこに通ってもらうよ。あ、年齢はすこしわかくしてあるんだぁ。その方が同じ目線で物事を見られるでしょ?でねでね!僕ってすっごく優しいからここの世界の常識も既に君の中に入れておいたから!だから僕の好意無駄にしないでね?」
そう、上の方から写真が降ってきた。そこにはなんともカラフルな頭をした少年(?)たちが六人いた。
「よりによって全員男かよ」
「うわ!!みぞっれ!」
「驚きすぎだ」
後ろには人型になった霙が立っていた。なんでも霙たちも仲間は一人だけとか言われたらしい。最終的にジャンケンで勝った霙が来たとのこと。うむ、霙がいれば家事全般、生活に困ることはないだろう。

けれど、

これから私たちはどうすればいいのさ・・・・。



20140120
突発的で続くか不明
ORASやりまくってるまりも
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