君こそ神様!+Heaven’s Security(小説)

□第5章*呼んで読んでヨミまくれ!!!
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目の前にトンネルが現れた。
「これの中を通れってことかな…」
俺は、恐る恐るトンネルの中を進んだ。
隣には、当然大介もいる。
「これって同じ場所に出ると思うか?」
「どうだろうなぁ…」
なんだか大介の声が遠い。
「なぁ、どうかしたか?声が聞こえづらいんだけど…」
「そうかぁ…そういえ…」
大介の声が途中で途切れた。
「え!!ちょ、大介!!」
大介がいない。
周りの電灯も心なしか消えかけている。
俺は、とりあえず前に進んだ。
大介がどこに行ってしまったかはわからない。
でもあいつも次のゲームに出るんだからどっかで会えるはずだろ?
そう思ってとりあえず歩く。

もうどれくらい歩いただろうか…
もうすでに方向感覚さえもない。
「そろそろ外に出たい…」
俺は、正直バテテいた。
同じような道がずっと続く。
変わらない風景…
「ん?あれは…」
トンネルの中に光が差す。
「出口か!!」
俺は、走る。
でも出口が一向に近づかない。
「くっそぉおおおぉおおおおぉお!!!!!」
俺は、負けずに走る。
走り続ける。
そして出口が目の前に…
「でっぐちっだぁあああああ!!!!!!!!!!」
外に出るといきなり目の前に壁が広がった。
「なんだ、これ?」
俺は、壁伝いに歩いて行く。
すると途中で壁が切れている部分を発見した。
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