君こそ神様!+Heaven’s Security(小説)

□第6章*もってこい!いってこい!やってこい!!
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瞼が重い。
動けない。
でも俺は、動いてる。
どっかに運ばれてる。
どこへ行くんだ…?
どこに向かってるんだ?
どこへ…?

「ん…っ」
目を開けると、どこかの知らない町にいる。
ここは、どこだ?
町の中を歩いてみると、知らない言葉を話している人たちがたくさんいる。
店もある。
「外国か…?」
でも顔を見てると、そんな感じがしない。
ここは、地球じゃないような気がする。
俺の知らない場所だ。
動物もたくさんいる。
普通に道を歩いている。
人びともそれを邪魔だとは、思っていない。
「ここでは、どんなゲームをするんだ?」
俺は、町の中をとにかく歩く。
何かヒントがあるかもしれないからだ。
でも結構歩いたと思うのに、知合いに会わない。
どうしてだ…?
グシャッ
何か嫌な音がした。
何か踏んだか?
足元に眼をやると、紙が落ちている。
それを踏んでしまったらしい。
「やべぇ…」
俺は、とりあえずそれを手に取った。
すると紙に文字が浮かび上がる。
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