君こそ神様!+Heaven’s Security(小説)

□プロローグ
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神は、人間を作りたもうた。
作る時には、身体(=ハード)のパーツをすべてくみ上げ…
最後に心(=ソフト)をインストールした。
全ての人間は、このように作られる。

だが稀に神が間違った作り方をした人間が現れる。
その者は、幼い時に『神童』と呼ばれた。
しかし神童と呼ばれる子供は、15歳を境に普通の子供と変わりなくなる。

しかし…
ごくごく稀に15歳を過ぎても、神のような力をふるう者がいた。
その者を『神の使』と呼んだ。

「ていうか…どういうことなんですか?神様!!」
「は?何が?」
「な、に、がぁあああ?!ですって!!これですよこのデータ!!」
一人の天使と呼ばれる存在が神様にあるデータを見せた。
データには、『神の使』1万人に増加!!早急に手を打つべし!地上界天使と書いてある。
「へ?何これ?」
「ですから!!今!神の使と呼ばれる20歳以下の人間が1万人に増えているということ…ということは、人間界のバランスが崩れかけているということです!!」
「何で?」
「だから!!全ての神の使と呼ばれる人間がその力を隠して生きているわけではなくいいことや悪いことに力を使っているということです!!特に悪い方向に!!」
「あぁ、ふ〜ん。そういうことなんだ。」
「えぇ、だから神の使と呼ばれる人間を減らす作業をしなくてはなりません!!」
「じゃあさ、1万人も居るんだろ?ならそいつら全員集めてゲームにしちゃえばいいんじゃないの?」
「な、なんて軽い!!まぁ…神様がそうおっしゃるなら構わないでしょうが…」
「よっし!決定!!早速神の使たちに伝令だ!」
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