君こそ神様!+Heaven’s Security(小説)

□第1章*日常からゲームへ
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「何なんだ…」
俺の目の前に一枚の紙が落ちている。
これは、今日だけのことではない。
昨日もおとといもその前の日も…
毎日毎日毎日落ちている。
しかも行くとこ行くとこ落ちている。
俺は、とりあえず拾ってみることにした。
「ふざけんな!!」
叫んで俺は、紙を引きちぎる。
それを周りの奴らは、引き気味に見ている。
あぁ…何なんだ、本当に…
俺が何をしたんだ…
俺が…!!!!

「よぉ、どしたん?佐助、イライラしてんじゃん。」
「あぁ、お前の話し方にもイライラするがもっとイライラすることがあったんだ…」
「え!俺の話し方ってイライラさせたの?ねぇねぇ!!!」
俺は、俺の前の席のイライラする奴の話を無視して席につく。
俺は、何故か朝起きて玄関を出ると落ちている紙が気になっていた。
それが何日も続けば気にならざるを得ない。
紙にはなんて書いてあったっけか?
「えっと…」
俺は、思わず声に出して考えていた。
そう紙には…
『まもなくゲームが開催されます!準備をしておいてください!!』
と書いてあったはずだ。
ゲームって何だ?
ゲーム?
俺は、何かゲームに参加する予定はあっただろうか?
いや、ないはずだ。
そんなゲームに参加するくらいならまじめに勉強していた方が有名大学にも入れるだろうし…
だからそんな暇なことに時間を費やしている暇はない。
でも確かに紙には、ゲームと書いてあったのだ。
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