君こそ神様!+Heaven’s Security(小説)

□第4章*試されるその能力!!
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目の前には、人だかりが出来ていた。
「まぁこうなるよな…」
一か所に人間が集まればこうなるよな〜…
人、人、人、人の山。
第二ゲームの始まった時よりは、減っている。
「なぁ、これって何人くらいが合格したか知ってるか?」
「いや、知らないな〜…」
やっぱりそうだよな。
これから説明があるのかな…
俺たちが前を向いた瞬間に…
『あ、あーあー…えっと聞こえていますでしょうか?』
「――――――…。」
誰も返事をしようとしない。
『ま、いっか。とりあえず聞こえていると仮定して話を進めますからね。
では、改めまして…みなさん!第二ゲームお疲れさまでした。
今回の第二ゲームでの合格者は、全部で625人です。
だいたい5分の1の皆様が合格なさったわけです。
でこれから皆さんには、第一ゲームと似たような内容のゲームに参加していただきます。
その前にまた皆さんには、くじを引いていただきますね。
もうすでに列の一番前に居らっしゃる方々は、お気づきかと思いますが…
箱が置いてありますよね?
その箱の中から割り箸を引いてください。
すると引いた割り箸に赤か青の印がついてますから…それに従って場所に飛ばされます!』
「「「「「えっ!!」」」」」
また飛ばされるのかよ!!!
全員が再び恐怖に震えた。
『大丈夫ですよ!痛くありませんから!!』
信用できねぇーーーーー!!!
全員が信用していなかった。
第一あれほど痛いのに…
肩が外れるくらいだとか言っていた奴らだ。
尋常じゃないほどマッチョなんだ!!きっと!!
だから肩が外れるくらい痛いとしか思わないんだ!!
とか俺が余計なことを考えている内に一人がくじを引いた。
その一人が…
「な!大介!!おまえ!!」
「めんどいから先に引いたよ!ちなみに俺は、赤だった!ってわっ!!!」
その瞬間、目の前から大介が消えた。
『とまぁこんな感じですから。さっさと引いちゃってください!』
天使側もめんどくさそうだ…
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