君こそ神様!+Heaven’s Security(小説)

□第5章*呼んで読んでヨミまくれ!!!
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そこについた途端に…
『では、只今よりグループでの最後のゲームとなります。今回の合格者は、25人。
100人は、合格できないわけです。みなさんには、この迷路をいち早く突破して合格していただきたいと思います。それでは、健闘をお祈りいたします。』
放送が終わる。
「迷路か…」
俺は、目の前を見る。
ここがスタート地点。
途中で誰かに会うこともあるだろうか…
俺は、迷路の中に入る。
途端に入口が消える。
「とりあえず進んでみるか」
ゲームはもう始まってるんだから…!!

「グループでの最後のゲームがスタートしました」
「そっか…」
神様は、窓のようなところから外を見る。
「何、たそがれてるんです?」
「ん?もうそこまで来たんだぁって思うとね」
「まぁ、こっちでの1年は地上界での1日にも満たないですからね。早いものですよね。彼らに時間の感覚がないとはいえ、すでにゲームを始めて天上界での1年が立っているんですから」
「だよね」
神様は、部屋の中へと視線を戻す。
「あ、あぁ…えっとこれ、無かったことにならない?」
神様は、机を指差す。
机の上には、大量の紙が置かれている。
「さっきまでなかったのに…一瞬でこれってどういうことなの?」
天使は、微笑んで答える。
「それほど、あなたがさぼっていたって証拠じゃないでしょうか?あなたがさぼっていたから今までは、紙が消費されずに増えたことすらお気づきならなかった。しかしさぼらずにしっかりと仕事をした結果、紙が増えたということに気がつけたということですよ」
天使の笑顔が怖い…
「そ、そうなんだ…」
「はい!そうです!さ、続きをしましょうか!!神様?」
天使の笑顔が怖い!!!
神様は、再び視線をそらそうとするが、天使の笑顔が怖くてそらせない…
そらしたら殺されそうだ…!!
「えっと…よぉし、俺、がんばっちゃおうかな!!」
神様は、大人しく席につく。
天使も見張るために席につく。
再びまじめに仕事をし始めたのだった。
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