君こそ神様!+Heaven’s Security(小説)

□エピローグ
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その彼を上から見るやつがいる。
二人いる。
「えっとぉ…あれが?」
「おぅ、そうみたいね」
「へぇ…」
「あ、やべ…仕事!」
「えぇもう?」
「もうだよ!!」
彼らは、また他の方向へ走り出した。
空を渡っていく。



路地裏が赤く染まる。
道が壁が赤く染まる。
誰かがニヤリと笑っている。
『フフフフ………』
笑い声が路地裏に響く。
『真っ赤な手、真っ赤な足、真っ赤だ、真っ赤』
気味の悪い歌が響く。
路地裏に転がる。
転がる。
コロガル。
『さぁ、創めよう』
誰かが動く。
でもまだ気がつかない。
誰も気がつかない。

この不気味な歌が始まるのは、もっと先の話。

次に話すのは、空を渡り、海をかける彼らの話。

彼らを知って物語は、加速する。









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