BOOK!!
□少し。
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『2-Aの河合さんファンなんだって』
いきなり俺にこう言った彼女。
臨「えーっと、何の?」
『臨也の、』
臨「は?」
よく●●は訳の分からないことを言うけれど今日も絶好調に意味がよく分からない。もちろん話の意味は分かったけど何でそれを俺に言ったのだろう。
何か苛つく。
臨「で?その河内だか河合さんがファンだから何?●●はどうしたいの?」
苛々していることを全面に押し出して言った。
『臨也、怒ってるの?』
臨「別に、怒ってないよ」
苛々はしてるけど、
『ふふっあたしはね、』
そう言って●●は笑って俺の後ろにまわった。
『こうしたくなった!』
俺の腰の辺りにまきつく●●の腕。彼女なりに力いっぱい抱きついているみたいだ。
『離してって言っても離してあーげない!』
そう言って笑う君を俺はとても愛しいと思った。
臨「まあ俺も離す気ないけどね、」
♀♂
●●を家まで送り届けて自分の家に着いたとき携帯が鳴った。
●●からのメールの着信音だ。他のものとはほんの少しだけ違う着信音にしてある。●●にばれたら気恥ずかしいし。
臨「っ! ふはっ、敵わないな。●●には、」
メールを読んでより一層
彼女のことが愛しく感じた。
うわてな君。
(ほんとは少し妬いちゃった、)
(〜♪〜♪)
(静雄、臨也ついにおかしくなったよ)
(んなの知らねぇよ。
新羅お前解剖してこい)
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