BOOK!!
□意外、
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臨也になら殺されたっていい
そんなことを本人の目の前で言ったら、彼は呆れたように口角を上げてわたしを見返した。
「…●●のソレも、そこまでいくと病気だね」
ソレ、とは臨也対するわたしの恋情のことを言ってるのだろうか。
「言われるのが嫌ならわたしと付き合ってよ」
ダメ?と首を傾けて聞いてみた。
「…ていうかダメも何も、」
「ん?」
「付き合って、ってのは初めて言われた」
首の後ろの方をさすりながらぽつりとつぶやいた。
「え、嘘?そうだっけ?」
「…うん、」
どうやらちゃんとした告白はしていなかったようで。
階段をひとつのぼる、
(意外と乙女チックな彼)
(臨也そういうの気にするんだ)
(いや、気にするっていうか…)
(かわいー)
(は?)
(かーわーいーいー)
(うるさい)