BOOK!!


□Siri -izaya-
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ぴこん


「臨也、メール誰から?」

「んー?あ、セルティ。"昨日はありがとう。とても助かった"だって。なんかしたの?」

「昨日はー、あ。セルティに料理教えてあげたの!教えたっていうほどでもないけどねー。」

「ふーん。あ、またメール、…………シズちゃんからだけど」

「えっ!!」

「てかこの"しずくん"の後のハート何これ。喧嘩売ってんの?」

「え、ちょっと見ないで!っ恥ずかしいからだめっ!」

「うわ、気づかない内にシズちゃんのメール全部保護してある。え、●●ってシズちゃんのこと好きな、」

「あああああああああああああ!!」

「分っかりやすいよね、●●って。ちなみにメールの内容は"昨日の肉じゃがうまかった。ありがとう。皿いつ返せばいい?"だって、何これ。死ねよ、」

「っっっっ!しずくんのお口に合った良かったっっああああ!!うまかったって!!!私萌え死ぬ。」

「…………もう色々うざいからシズちゃん電話帳から消しといた」

「はああああああああああ?!?!」






私のSiriは上手で冷静で冷徹です。




(ああああ!ほんとに消してある…)
(え、ちょっと泣かないでよ)
(だって、っふ、うぇ)
(俺がいるじゃん)
(そうだけど…、っ)
((実はバックアップとってあるのは内緒))







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