BOOK2
□温泉に行こうよ。
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べ「ジャッポーネの"オンセン"って何?」
『温泉?温泉ってのは…おっきいお風呂だね、』
べ「じゃあここの風呂もオンセンじゃん」
『いや、ヴァリアーのは普通に大きいお風呂じゃん』
べ「は?」
『いや、うーん…湧き出てるのお湯が、地中から。それでー…外にあるかな』
べ「外にあんの?変態かよ、」
『いや、そりゃ見えないようになってるって!!』
べ「あぶね、お前の裸見たやつ目腐るもんな」
『ちょ、ストレートに喧嘩売りすぎだから』
べ「ししっ で?他は?」
『他?まあ、外にあるから景色とかもいい感じのところは多いから何よりくつろげるかな!疲れとれる〜って感じ』
べ「ふ〜ん…」
『今度日本行く時温泉あるホテルにしてもらってみんなで行こ!きっとボスも気に入るよ、』
べ「でもさ、みんなでっつってもお前だけ別でつまらなくね?」
『うーん、場所によっちゃ混浴もあるよ?』
べ「コンヨク?」
『普通は男女別なんだけど、混浴は男女一緒に入れるの』
べ「え、じゃあ一緒に入るってこと?風呂に?ジャッポーネにしては破廉恥じゃね?」
『ハレンチて…まあ文化だし?』
べ「…ふーん」
『どーせ私の裸見たところで皆何ともないでしょ、自分で言って悲しいけど』
べ「あー…」
『あー…って話聞いてる?』
べ「んー、分かった」
『分かった?何が?』
べ「さすがにお前の裸見て幹部全員潰れたら困るじゃん?」
『人を最強兵器みたいに言わないでよ、別に分かれて入ればいいだけじゃん』
べ「けど、お前がぴーぴー喚くのも面倒だし」
『いや、喚かないけど…』
べ「しょーがねえから王子だけ一緒に入ってやるよ」
『はい?』
べ「ありがたく思えよ」
『何それ、ベルも目腐っちゃうんじゃないの?』
べ「お前ごときにおれはやられねーよ、だって王子だもん」
温泉に行こうよ。
(はいはい、ありがと王子)
(光栄に思えよ)