BOOK2

□日記と私。
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『あ、夕昏ちん』

夕「あ、●●。おはようございます」

『お、夕昏日記まだ続いてるんだね。何書いてるの?』

夕「はい、もう日課になりました。まあ日々あった出来事ですかね、」

『すごいね、夕昏!これ何冊目なの?あれ、これ私の名前書いてあ…』

夕「え…あああああああああ!!!ちょっとやめてください!見ないでください!!!それあれですよ!なんだっけ、えーっと電子レンジじゃなくて…」

『破廉恥?』

夕「そう、それです!だから見ちゃだめです!!!!」

『もー夕昏ちん分かるかなあ、この気持ち。人間ってね、だめって言われると余計に気になっちゃう生き物じゃん?ね?ね?』

夕「ああ、じゃあ一緒なんですねオレたちと…ってだめです!手伸ばさないでください!」

『あーもう夕昏ちんのいじわる〜!普通ね女の子がこんなにおっぱい押し付けて上目遣いで頼んだら顔赤くしてもうしょうがないなって言うもんなんだよ!!顔はもうすでに赤いけど!』

夕「そんなの知らないです!騒ぐから暑くなっちゃったんです!!」

『あーもう!たかみちー!夕昏が私のこと襲おうとするー!発情期だよこれ!!』

夕「ちょ、そんなデタラメ…!たかみちさま違いますよ!あ、雪!たかみちさまは?!」

雪「ん?たかみちなら学校にホシュー?しに行った!」

『ああ、赤点とったもんねたかみち。じゃあまあ心置きなく!』

夕「ちょ、だめです…っそこ、うあ!」

『ちょっとほんとにイケナイことしてる時の声だよそれ!夕昏ちんのえっち!』

雪「夕昏だけずるい!オレもあそぶっ!」

夕「●●!貴女って人は本当に…!」


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崇「雪、夕昏ー…あ、●●の靴もある。帰ったぞー、 ………?雪?夕昏?おい、●●ー!帰った…ん、あ。寝てる。」

『 ………ぁあケーキ雪が取ったぁ、……… 』

崇「大きな寝言だねえ。またお腹出てるし、てか部屋も散らかりっぱなしじゃん…あ、夕昏の日記も落ちてる。」


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○月×日
たかみちさまはきょうもすてきだった。おれがへやをきれいにしたらほめてくれた。ゆうぐれはえらいなといってあたまをなでてくれた。うれしい。
そのあとに●●があそびにきた。かみのけがみじかくなっていた。びよういんにいったといっていた。かわいいとおもったけどはずかしくていえなかった。でもかわいかった。
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○月×日
たかみちさまはきょうもやっぱりすてきだった。がっこうからかえってきていっしょにさんぽにいった。フリスビーでたくさんあそんでくれた。たのしい。
その日●●はかぜをひいてあそびにこれなかった。さびしかっかけどおれはおとなだからだいじょうぶだ。けどあいかった。



崇「………私と●●しかいない…、観察日記じゃん。ふふっ」

『………ん、たかみち?おかえり、んー寝てしまった。もふもふしてていいね、雪と夕昏。』

崇「…●●に取られないように気をつけなきゃな、特に夕昏は。」

『??どういうこと??』

崇「なんでもないよ、私もまぜて」

『うんっ!』

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