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□罪悪感にうなされる
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や、ばい。
これは……ランの…とってたプリン…じゃ、ないか?あ、あの楽しみにしてたプリン…じゃ、ないか。
た、食べちゃった。食べちゃったよ…気づかずペロリといっちゃったよ。うわまじどうしよう。

そのまま結局言い出せなくて夜になったけど眠れない!うとうとしたけどランに殺されるような気がしてダメ。もう嫌。助けて。
明日の買い出しでプリン買う?でも普通のプリンじゃあんなに楽しみにしないか。え、まじどこのだったんだろ。ジェシカがゴミ捨てちゃったよ。ジンに相談してみる?ユウヤとかヒロに言ったら謝りなよ!って言われるオチしか見えない。だからこそジン!

「ジ、ジン」

「ん…バン君…まだ朝じゃ…」

「ジン、俺の悩み聞いて」

「悩み?わかった…」







「……悩みって…そんなことか」

「ごめん!でも本当に困ってるんだ」

だ、だってランだよ。あの武道大会で優勝のランだよ。悩むにきまってんじゃん!…俺が悪いんだけど。

「とにかく、明日プリン買って謝ったら?」

「それが…どこのプリンか…」

「え?じゃあとりあえず一番値段が高いの買ったら?」

ジン…眠いから機嫌悪いよ。でもそうだよね。高いの買えばランも許してくれるでしょう。

「じゃあ僕はもう寝るよ」

「うん、ごめんね」

そして翌日。買い出しとなった瞬間俺は走った。そしてプリンを買ってシャトルに戻った。
冷蔵庫に入れる。あ、確かランって書いてあったな。書いておこうか。ペンでキュッと書いてまた冷蔵庫にしまう。その時ランの声がしたから、すぐに逃げた。なぜだ。俺はちゃんとプリンを戻しておいたのに。

「あ、プリン!食べよ…ってあれ?」

やばいやばいやばいやばいやばいやばいやばいやばいやばいやばい。気づかれた!

「なんか良いプリンになってる?ま、いっか」

え、あ、許された?まじで。今夜は眠れそうだ。


Fin.

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