TEXT3

□そういえば忘れてた
1ページ/1ページ

「そういえば…」

そういえばユウヤってジンの事、好きなんだよね。俺はジンと付き合ってるけど、一緒に済んでる訳だし(ダックシャトル)俺、やばくない!?とられるくない!?

「ジン!」

「どうしたんだいバン君」

「好きだよ」

「!?…僕もだけど…いきなりどうしたの?」

「いや、なんだか取られちゃう気がして」

がっしり抱きしめたらジンはちゃんとここにいるって思えて安心した。絶対誰にも渡さないからな。

「僕は誰にも取られないよ」

「絶対だよ」

「うん」

チュッとキスして笑いあう。ああもう可愛い。だからこそ誰にもわたしたくない。

「そういえば、今日、僕達が出会ってちょうど一年だよ」

「え、うそ!」

「日記を読み返していたら気づいたんだ」

もうあれから一年か。俺達も大きくなったなぁ。背も伸びたし、がっしりした。

「一周年記念になにかやる?」

「そうだなぁ…俺はこうやっていちゃいちゃしたいけど」

「僕は、もっとバン君と親密になりたいな」

「じゃあ…やっていい?」

「うん」





っていう夢を見た。現実だったらよかったのに。もう今から正夢にしてやる。
あ、でもそういえば、俺とジンが出会って何日目なんだろう。今日が一年だったりして。ま、それないか。夢だしね。



Fin.

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ