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□大量のプレゼント
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「おい、おい!郷田!」
こいつ…なんで寝てんだよ。あんなに張り切ってたのに。
「ん…仙道?」
「サンタするんじゃなかったのか?」
「サンタ…?………うわ!今何時!?」
ガバッと起き上がる。こいつ。みんなにプレゼント配るとか言って大量に買い込んで、張り切って、それで居眠りとか。どうなんだよ。
「もうすぐ朝日が昇る」
いつ起きるかな。と見張ってたが起きる気配もない。一度揺すってやったが起きない。俺は知らない。寝るか。てな感じで寝て、トイレに起きたらまだ寝てやがる。そして今、さすがに可哀相かと起こしてやった所だ。
「なんで起こしてくれなかったんだよ!」
「起こしたぞ一度な」
「とりあえず配って来る!」
「待て、もうみんな起きてる」
「な、なんでそんなこと」
「ツイッター」
「ぐぁぁぁぁあ!」
やってしまった。と頭を抱える郷田。ちょ、ウケるんですけど。遅かったな。最近の中1は起きるの早いねぇ。
「こ、このプレゼントどうすんだよ」
「お前が処分しろ」
「今からでも配って大丈夫かな?」
もう涙目じゃねーか。しょうがない。手伝ってやるか。
「とりあえずサンタの格好はダメだ」
「わかった…」
「俺も手伝ってやるから早く用意しな」
「!サンキュー仙道!」
表情が忙しいやつ。さっき落ち込んでいたかと思えば今度はケラケラ笑っている。本当、調子が狂う。
「で、この大量のプレゼント、どうやって運ぶんだ?」
「え?」
「まさか…考えてなかったとか…」
「だってトナカイ…」
「いる訳ねーだろ!!」
Fin.
…終わらせ方が強引 爆