TEXT3

□大量のプレゼント
1ページ/1ページ

「おい、おい!郷田!」

こいつ…なんで寝てんだよ。あんなに張り切ってたのに。

「ん…仙道?」

「サンタするんじゃなかったのか?」

「サンタ…?………うわ!今何時!?」

ガバッと起き上がる。こいつ。みんなにプレゼント配るとか言って大量に買い込んで、張り切って、それで居眠りとか。どうなんだよ。

「もうすぐ朝日が昇る」

いつ起きるかな。と見張ってたが起きる気配もない。一度揺すってやったが起きない。俺は知らない。寝るか。てな感じで寝て、トイレに起きたらまだ寝てやがる。そして今、さすがに可哀相かと起こしてやった所だ。

「なんで起こしてくれなかったんだよ!」

「起こしたぞ一度な」

「とりあえず配って来る!」

「待て、もうみんな起きてる」

「な、なんでそんなこと」

「ツイッター」

「ぐぁぁぁぁあ!」

やってしまった。と頭を抱える郷田。ちょ、ウケるんですけど。遅かったな。最近の中1は起きるの早いねぇ。

「こ、このプレゼントどうすんだよ」

「お前が処分しろ」

「今からでも配って大丈夫かな?」

もう涙目じゃねーか。しょうがない。手伝ってやるか。

「とりあえずサンタの格好はダメだ」

「わかった…」

「俺も手伝ってやるから早く用意しな」

「!サンキュー仙道!」

表情が忙しいやつ。さっき落ち込んでいたかと思えば今度はケラケラ笑っている。本当、調子が狂う。

「で、この大量のプレゼント、どうやって運ぶんだ?」

「え?」

「まさか…考えてなかったとか…」

「だってトナカイ…」

「いる訳ねーだろ!!」




Fin.



…終わらせ方が強引 爆

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ