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□ガラスの瓶に閉じ込めたい
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なんだか儚げで目を離したらまたどこかに行ってしまいそうで、腕を掴んだ。

「バン君?」

「ジン、待って。そっちは危ないよ?まだここで遊んでようよ」

「危ない?なにが?大丈夫だよ」

ほらそう言って俺のもとを離れる。タッと歩いた瞬間ジンは車に引かれるんだ。あ、ほら。で、懸命の処置が行われて、それでもジンは死んじゃうんだ。

「だから言ったのに…」

もうこれで何回目だっけ?えーと…ああ7528回目だ。いつになったら助けれるのかな。もう一回戻らなきゃ一日前に。

次はどうやって止めよう。説得もきかないし、運命に逆らうって大変なことなんだ。
何かに閉じ込めておこうか。時間が過ぎるまで。でもジンをずっと見ておかないと不安だし…ガラスの瓶にでも閉じ込めておきたい。



Fin.

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