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□今日は君から
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なんだか最近刺激が足りなくて、何か変わったことがしたいんだよね。例えば…そうだなぁ。ジンを襲うとか。あ、これはいつもと変わりないや。じゃあむしろ俺が襲われたら?どうだろう。でもジンがそんなことしてくれるとは到底思えないし…。媚薬でも飲ませてみようかな。うん、そうしよう。そうすれば刺激が得られそうだしね。

「ジン〜!」

「バン君?」

教室に入って名前を呼べば来た来た。俺の愛しのジン。ああ可愛い。なんだか可哀想だけど…結局はジンも気持ちよくなるんだしいいよね。さ、後はこの媚薬をどうやって飲ませるかだね…。

「あのさ、ジュース飲みにいかない?」

「わかった、行こう」

ジュースに混ぜればいいんだね。俺はオレンジジュースだけど…ジンはきっと紅茶とかだからいつもみたいにストレートじゃなくて、今日はミルクでも入れてもらおうかな。

「じゃあ俺買ってくるよ、カップのでいい?」

「ああ、ありがとう」

さ、これで媚薬飲ませるのは成功だね。後は媚薬が効きはじめる前に俺の家に連れ込まなくちゃ。こんな人が見てるとこで腰砕けなんてジンが可哀相だしね。
ミルクティーが入ったカップに媚薬を適当に入れてかき混ぜると俺のオレンジジュースと一緒にジンのところに持って行った。楽しみだな。これでも結構な刺激だ。

「ジン、ごめんミルクティ-しかなかったんだ」

「構わないよ」

「よかった」

はい、とカップを渡して飲むのを促す。はい一口。途中ジンを見すぎて僕の顔に何かついてるかい?なんていわれちゃったけど何とかセーフ。さ、全部飲んだみたいだし俺の家に行きますか。

「俺の家に行こう」

「いいのかい?」

「あたりまえじゃん!」

さ、早く早く。早くしないと効き始めちゃうよ。媚薬。ジンの手を引っ張るようにして俺の家に着いた。後はもう効き始めるのを待つしかないね。

「ジン…顔赤いよ?」

もしかして効き始めた?心なしか息も荒い気がするし…肩をつかめばビクンと体を揺らした。唇をきゅっと噛んで我慢している様子。これは…成功みたいだね。

「ふ……んッ…、」

これは…我慢し通すつもりだな…これをどう持ってくかだけど…入りは俺からやってあげる?そのほうがいいかな。

「ジン、SEXしたいの?」

「ぇ…?」

「もう辛そうだよ?ほらここなんてもうパンパンじゃないか」

「…んんっ…バン君…!」

そのままの雰囲気で押し倒す。答えを聞いてもよかったんだけどこれから大変なんだしかわいそうでしょ?

「服脱げる?」

頷いたから、俺はそれを見ていることにした。そしてもう終わるかなっていうくらいのところで俺はベッドに寝転がる。やっと服を脱いだジンは俺が寝転がっているのを見て困惑の表情を見せた。そりゃそうか。いつもジンが寝転がるほうなんだから。

「え…バンく…どう、すれば…」

「今日は、ジンのためにやるんだから」

本当の本当は俺のためなんだけど、ジンにとってはジンのためなんだから間違いでは…ないよね?

「今日はジンが自分で動いて」

「…そ、…れは…」

「そ、騎乗位ってこと!」

えぇ…。と困惑するジン。やらなくていいの?ジンが辛いだけだよ?と聞くとしぶしぶベッドのほうへやって来た。俺はジンを上に座らせた。

「自分で慣らして俺の上に座ってね」

「でも…はぁっ…」

「じゃあ今から一人でぬくの?俺見ててあげるけど」

「ぅ…それは…」

「じゃあ早くやって」

俺もTシャツになってズボンをずらした。そしてジンがやりやすいように自信を高めて待ってあげる。ジンは慣らしてるみたいだけどあんなので大丈夫かな?絶対座った時痛いよ。

「ジン、出来た?」

「う、うん…」

ジンがやりやすいように自身を持ってあげて、その上にジンを跨がらせる。息も荒くて、顔も真っ赤。媚薬で辛い癖に迷ってる。しばらく経って、意を決したらしいジンは後ろの孔に俺の尖端を宛てがってゆっくり腰をおろしていった。ジンの後ろ、ひくひくしてる。でもキツイ、な。

「く…ぅ…」

頑張ってるけどいっこうに進まない。慣らせてないからすごくキツイ。ジンは痛いからか体重をかけきれてないし、俺もそろそろ辛い。でもここで動いたらいつもと一緒だし…。

「ジン、早く…慣らしたんでしょ?」

「く、…はぁっ…んん」

「だったらもっといっきにいけるでしょ?」

ジンが首を振る。早くしてよ。思わず腰を掴んで下に引っ張った。ジンから悲鳴が上がってガクガクッと暴れた。尖端がズプリとジンの中に入る。すごく締め付けられているが、後はジンでも出来るよね。

「ジン、もう入るから」

「ぅ…あ…痛い…っ」

「体重かけて」

腰から手を離し、ジンに腰を下ろすよう促す。ジンはまたゆっくりと腰をおろすおろしていった。だんだんジンに飲み込まれていく。

「ん、ぁっ…全部…入ったぁ…」

「そ、だね…早く、動きなよ」

全部入ってぐったりしてしまったジン。媚薬追加しようかな。ベッドのそばに放り投げたかばんをなんとか取って、その中から媚薬を取り出す。それを口に含むと、ジンを呼んだ。キスしようと。

「キスして…」

「う…ん…」

ジンが前のめりになって唇が触れた。俺はジンの頭を掴むと口に含んだ媚薬をディープキスにかまけてジンの口に全て移した。そして頭をはなす。ジンは気づかず頭を遠ざけた。効きはじめるまで少し待とうか。さっきはすぐ効いたしね。

「ジン、動かないの?」

「それ…は、」

「動かなかったら、ジンが辛いだけだよ」

そんな会話をしていると案の定ジンに効き始めたみたいで、ジンが声をあげた。その時に俺が下から少しついてみた。するといつも声を我慢するジンが大声で喘いだ。これもこれで楽しいけど、やっぱりジンから動いてもらわないと。

「…っあ…あ…バンく…動く!…動くぅっ…」

「いい、よ」

ジンがノロノロと動き出した。さすがにジンもあの量は耐えれなかったかな。動き出したといってもジンのペース。全然気持ちよくないし、やんわりした快楽が襲うばかり。ジンだって俺と一緒のはずだ。

「ジン、動いて…」

「ん、ぅ…無理ぃ…」

これはもう俺が上で動いてあげたほうがいいのかなぁ。さっきからジンも媚薬のせいで苦しそうだし。腰を持ってあげてもいいけどなぁ。どうしよう。いまだに本人はゆるゆる動くばっかりだし。

「ジン、本当に無理なの…?」

「ぇ…」

そこでジンに火が付いた。後から聞いた話によると、俺にとっては本当に無理そうだったら代わるよ。の意味で言った言葉が、ジンにとっては、無理ならもういいよ。の意味に聞こえたらしい。


「え!?ぅ、あっ」

「ふ、あ、んっ…っあ、っあ」

いきなりジンが飛び跳ねるように動き始めて、パンっと肌がぶつかる音が響く。普段とは打って変わって大声で喘ぐジンにそんなにいいのかと少し感心する。俺もいきなりだったのと、不意打ちで俺からも変な声が出てしまった。

「あ、ああっ」

下からジンを見て、しかも快楽のために自分で動く姿なんて。これは今日の目標達成だね。何度か動いていると、ジンがイクと言い出した。

「イ、イク、あ、あ、ああ、」

「い、いよ」

ジンが俺のお腹の上に果てた。暖かい物がお腹の上を滑る。Tシャツはめくり上げていたけど少しシミになってしまった。
そのままジンがフラリと寝そうになっていたから体勢を変えた。ジンが下になって俺が上になるいつもの体勢。

「ジン、寝ないで」

「え?」

「俺、まだイってない…つきあってよ」

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