リトルバスターズ! SS 〜美しい夢〜
ボクがまだ幼かった頃。
両親が死んだ。
それは突然のことだった。
ボクがボクでいられる場所は、両親の前でしかなかったのに……。
その両親がいなくなったのだから、当然ボクは独りになった。
ボクの時間が止まった瞬間だった。
周りに支えてくれる人がいたけど、それでもその場所がボクの居場所だとは思えなかった。
高校二年になった。
当然と言うべきか、ボクはクラスで浮いた存在だった。
目的もなく、ただ生きているだけという日々を未だに送っていた。
そんなボクがあの人達と出会ったのは、本当に偶然だった。
「お前も俺達の仲間にならないか?」
ボクの物語が再び動き出した。
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