俺のドッペルゲンガー 


□○#1・・・俺!?○
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エピソード1

「午後5時ちょうどにな〜
西校舎の西階段の鏡を見ると
もう1人の自分がいるんだとさ!」

「は〜?いるわけないじゃん」

「冗談よせよ〜
俺がこういう話苦手なの知ってて
やってるんだろ?」

「マジ話だぞ!?
ダチのダチが1回見たらしい!」

『ぜってぇソレ嘘だから』

全員が一斉に俺こと辰河広巳を見る。

『【ドッペルゲンガー】のことだろ?』

ドッペルゲンガー。

通称『もう一人の自分』

ドッペルはドイツ語で二重、分身という意味

死期の近いやつが見える現象だ。

「ドッペルゲンガー?」

『死期の近いやつが見える幻覚だ。
お前のダチのそのダチ。死ぬかもな』

「えぇ!?マジかよ!?」

『あとドッペルゲンガーは周りの
人物とは会話はしないらしいぜ??』

「そうかぁ・・・
よし!今日の放課後見に行こうぜ!」

『・・・は?』

「確かめに行こうぜ!みんなでさ!」

「お・・・俺は行かねぇ・・・」

「怖いのか?」

「こ・・・怖くない!」

「じゃあお前もこい」

「〜〜〜・・・」

「広巳も来いよ。いないかどうか
確かめてやる!」

『・・・はいはい』

放課後俺たちは
西校舎へドッペルゲンガーを
探しに行くことになった。


今日の晩御飯は鳥のから揚げ。

炊きたてご飯とともに
家で待っているからだ。

でも5時くらいなら大丈夫だ。
だから行くことにした。

興味がないわけじゃないしな。
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