東方創作娘-序-
□第1章
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???「私、紅美鈴はこれまで長い間門番を勤めて来ましたが……」
赤髪のチャイナ少女が天使を介抱しながらふと呟く
美鈴「撃ち落とした訳でも無いのに人が空から降ってきたのは初めてです。魔理沙や霊夢さんの知り合いでしょうか…」
天使の頭を撫でながら小さく笑う
美鈴「でも…少しフランお嬢様に似てます…かね?」
介抱に疲れたのか瞼がゆっくりと下がってくる
美鈴「何処の何方か存じませんが……おやすみなさー「美鈴」
氷の様に冷たい声に美鈴は体を強ばらせる
美鈴「待て、時に落ち着け咲者よ」
天使を庇いつつ、両手をあげて無抵抗を証明する
咲夜「次咲者って言ったら穴ブチ抜くわよ?そんなことよりその女の子をこっちに渡して貰えるかしら?」
手を差し伸べ、じっと美鈴を見つめる
美鈴「ま、待って下さいよ!!こんなあどけない女の子を食べるんですか!?」
慌てふためき、必死に天使を守ろうとする
咲夜「貴方には関係ないでしょう?さぁ早く……」
能力を使えば容易く奪えるのにも関わらず、ゆっくり美鈴に歩み寄る
《何をしてるの咲夜。早くその天使を連れてきなさい。それと美鈴。別に食べる訳じゃないから安心なさい》
くぐもった声が何処からともなく聴こえてくる
美鈴「こいつ……直接脳に……!!」
頭を押さえ、辺りを確認する
《咲夜。来る時は美鈴の穴ブチ抜いてから来なさい》
美鈴「え!!ちょっ!!まっ!!アッーーーーー!!」