東方創作娘-序-
□第2章
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鈴仙「それにしてもユーリさんでしたっけ?可愛いですねぇ」
筍の入った籠を揺らしながら声を掛けてくる
ユーリ「い、いきなり恥ずかしい事言うわね…。でもありがと」
そう言い終わる頃には鈴仙が消えていた
ユーリ「え?」
目の前には大きな穴が空いている
鈴仙「いっててて…。コラー!!てゐー!!」
穴の中から声がする。落とし穴って…
てゐ「ウサササ♪今回もまんまと引っかかったウサね」
竹林からひょっこりと兎耳の少女が現れる
鈴仙「ユーリさん!!その子兎捕まえて下さい!!」
ユーリ「わ、わかったわ。影縫!!」
ユーリの影が伸び、てゐの影と重なる
てゐ「う、動けないウサ!?」
僕にかかればこんなの余裕よ。そんなことよりここでは兎耳が普通なのかしら…
てゐ「ひ、姫様!?こんな事出来るウサか!?」
驚いた表情でこちらを見る。だから姫様って…
鈴仙「捕まえたわよ〜!!」
ようやく穴から這い出た鈴仙がてゐを捕まえる
鈴仙「このまま師匠の所まで連行してやる」
てゐ「ひ、ひぃぃぃ!!それだけは勘弁して欲しいウサ!!」
てゐの首根っこを掴み再び歩き出す
鈴仙「もうすぐ家に着きますからねユーリさん」