短編
□行方知れずの傭兵
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ある日、ソロが依頼を受ける為にホールにいるアンジュに近づくと…。
アンジュ「……あら。ちょうど、ソロ君の事を考えていたところなの。」
ソロ「え…?」
アンジュ「実は、個人的にお願いしたいことがあって……。わたしの話を聞いてくれる?」
ソロ「あ…うん…。」
アンジュ「ありがとう、嬉しいなぁ。」
スパーダ「何だァ、何の闇取引の話だ?」
ソロの後ろからスパーダが話しかけていた。
ソロ「闇…取引…?」
スパーダ「ああソロ、気をつけろよ。アンジュはこう見えて、結構腹黒いんだぜ?」
アンジュ「心外だな。そんなことないと思うけど……。それに、今の話はきちんとした依頼。リカルドさんを迎えに行ってもらおうかと思って。」
スパーダ「そういや、あのおっさん、到着遅れてるみたいだな。迷子ってキャラでもねェのによ。」
アンジュ「だから正式な依頼としてお願いをしたの。大丈夫だとは思うけど、万が一のことがあるといけないでしょ。」
スパーダ「なるほどな。そーいう事か。ソロ、準備はぬかりなくしておけよ?職業柄っつーか、初対面の相手に容赦ねェからな、あのおっさん。」
ソロ「あ、うん…。一応気を付けてみるよ。」
行方知れずの傭兵