短編
□賢王の遊説
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現在「オルタータ火山」
依頼は、スタンたちの故郷「ザクライト王国」と言う国の王子の護衛。
その王子の名は、「ウッドロウ・ケルヴィン」
スタンたちもお世話になっているらしい。
――――――のだが…。
ソロ「なんで、スタンたちが行かなかったんだろう……。(汗)」
現在ソロ一人が、火山の中を奔放中だった。(笑)
ソロ「アンジュもルーティも、人使い荒いなぁ……。いくら僕でも、こんな暑い中一人で…。…あれ?」
ソロが珍しく愚痴を言っていると、違和感を感じた。
ソロ「ここに道なんてあったっけ?」
ソロが最初に来た時の火山の道とは少し異なることに気付いた。
すると、もう一つ思い出す。
歩美【火山にあった仕掛け、簡単に解けちゃったよ。】
ソロ「歩美が言ってた、ソーサラーリングの仕掛けか…。あ、この扉もソーサラーリングで開けた…のか…なわけないよね…。」
ソロがなぜこんな喋りになってるのか…。それは…この前閉じていた扉があいている。ここまではいい。
だが問題は、その近くにある…小さい穴…。
ソロ「もしかして、この穴にチャットが……。(汗)」
まさしくその通り。(笑)
この穴こそ、チャットが扉を開ける為に通った穴である。
ソロ「あの帽子で、本当に入れたよね…。あ、それよりも王子って人を探さないと!」
オルタータ火山の探索をしながらも、ソロは当面の目的を忘れない。