短編
□高潔なる騎士隊長
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ユーリ「んじゃお前、ちっと付き合え。」
船に戻った一行。そしてユーリはフレンにそう言う。
フレン「うん?どこにだい?」
ユーリ「ギルドに入んなら、リーダーに挨拶するのが筋ってもんだ。」
フレン「ああ、すまない。それなら、少しだけ待ってくれないか。」
フレンがソロの前に立つ。
ソロ「…?」
フレン「挨拶が遅れて申し訳ない。僕は、フレン・シーフォ。ガルバンゾ国騎士団で、隊長を務めている。」
それで納得したのか、ソロも挨拶を返す。
ソロ「僕はソロ。アドリビトムのメンバーだよ。よろしく。」
フレン「君の噂は聞いていた。これから、よろしく。」
ユーリ「ああ、そういや紹介がまだだっけか。ったく。相変わらず律儀だな。」
フレン「ユーリが大雑把すぎるだけなんじゃないか。相変わらずなのはそっちもだよ。」
ソロ「そうだよ、ユーリ。挨拶は基本だって、アンジュも言ってたよ?」
ユーリ「Σなっ、おまっ…!」
一般的な常識を着々と見につけていくソロ。どうやら彼は、いろんなメンバーの一面を自分の性格上に吸収しているらしい。
フレン「彼の方が、君よりも常識人のようだね。さ、行こうか。リーダーの所へ案内してくれ。」
ユーリ「全く……、どこにいても好き勝手言いやがるぜ。あと、ソロ。お前覚えとけよ…!」
ソロ「……?(何か間違ったかな……?)」
こうして、アドリビトムに新メンバーが加わった。その名も…。
フレン・シーフォ