短編

□モフモフもふもふ
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ジェイ。ポッポ達モフモフ族に拾われ、彼らと暮らしてきた少年。情報屋として世界各地を回っている彼は、忍術のような戦い方をしているらしい。
今回、ポッポはジェイを仲間に引き入れるため、ソロに依頼を頼んだのだ。

ソロの現在地は、ルバーブ連山。ポッポからの情報によると、ジェイという少年はここに居るようだ。

ソロ「とりあえず、虱(しらみ)潰しに探してみよっかな…?」

ソロはまず峠の方に入っていった。
しばらく進んでいると、黒い髪をサイドテールのように括り付け、色白の肌を持つ、紫色を基調とした服の小柄な少年を見つけた。

ソロ「あれ…あれって…。」

?「やっぱり、この辺にはないのか……。だとすると、もっと奥に……。」

少年は膝をつき、何かを漁りながら探している。

ソロ「もしかして……。」

ソロは行く前にポッポにあることを聞いていた。

ソロ【じゃ、その人の特徴って何?】

人探しに大切なものは特徴。これがなければ始まらない。

ポッポ【特徴………ジェイは、ちょっと背が低いキュ。でも、あんまり言わないで欲しいキュ……。】

ソロ【なるほど…ね…。】

因みに、見る限りでは160よりも低めの身長。(笑)

ソロ「(背格好は一致してるし…。もしかしてこの人が…。)」

ソロがそんなことを考えながら少年に近づく。

?「!」

気づいたのか、少年は後ろのソロに振り向く。

?「…………。」

ソロ「え、えっと…。」

?「突然、人の背後には立たない方がいいですよ。警戒した相手に攻撃されても、何の文句も言えませんからね。」

ソロ「あ…うん……。」

?「ああ。すみませんが、今手が離せないんです。お話でしたら、また次の機会に。失礼します。」

そう言いながら、少年は峠の方向に歩いていった。

ソロ「ジェイって…やっぱりあの人のことかな…?






なんて言うか…。本当に小さい…。(汗)」

ソロのつぶやきは、誰の耳にも留まらなかった。
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