06/17の日記

12:54
愛して愛されたかっただけなのに
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志摩廉造は臆病者の達観者であった。
幼い頃に自分は道具として存在することを少なからず望まれていると知り、そうあろうとした。
誰よりも愛を知りたいとも願い欲していた。
歪んだ信頼感―――例えば道具に対する信憑性のような、対人間関係においては抱きえない―――でも良かった。
個を必要としてくれるならどんな苦境でも耐えられた。
耐えることでしか必要としてくれないと知っていたから。
誰よりも愛を欲していながら、知らず誰よりも愛情を得られない立場へと身を落としていった。
愛を欲すれば欲するほど、彼は愛を遠ざけた。
それでも愛されたくて、愛したくて。
年を経るごとに彼は積極的に人と関わりを持つようになった。
人の和に加わることで偽りと言えど愛しているように思えたから。
愛されているように錯覚できたから。


志摩廉造は、酷く屈折した道理で人を愛していた。
その歪みは誰にも知られることなく、廉造は高校生になっていた。
歪みを正す者もおらず、廉造は今も歪な愛を捧げ続けていることだろう。








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そして暗転

うん、なんだろうねこれ
久々がこれとかwwwそして短い

歪んだ情愛観念で人を愛してるからたぶん被害者は京都組と燐かな
イザイザみたくしてみたかったんだ
人loveって言わせてみたかったんだ
でも、中の人てきにはメフィストなんだよね

イザイザみたいな廉造でも書いてみようかな…

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