NARUTO
□ 真っ白な世界を抜けると、そこは木の葉の里でした。4
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次に現れたところは顔岩の上。
里が一望できるここはいいところだ。俺達は黙って里を見ていた。そうしたら唐突に鳴海が口を開いた。
「ねーねー詩華瑠ー」
「なに?」
「ナルトさシカマルのことシカって呼んでたってばね。」
「そうだな。」
「ここでもシカナルだってばね!」
うれしそうだ。そりゃあ、俺たちはてか、特に鳴海は腐のつく女子なのだから。
「そりゃそんな簡単に離れないだろ、あの二人は。」
「よねー」
「でもやっぱりナルトは可愛いってばねー」
恍惚の顔をうかべている鳴海は、かなり危ない。
ほかの男に見せたら危ない、というのと、ほんとに頭のおかしい子に見える、という
二重の意味で危ない。
「ま、ナルトだしな。」
が、あえて突っ込まないでおく。
「で、これからどうするってば?」
「んーまずは綱手様ん所だろ。まずは事情を説明して、ここにいることを認めてもらわにゃ行動できないしな。全員に幻術かけるのもめんどくせぇし。」
「んじゃまずは火影邸にGOだってばね!」
そういって鳴海は立ち上がったら
「へっ?」
落ちた。