NARUTO

□ 真っ白な世界を抜けると、そこは木の葉の里でした。5
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「ただいまー」
「おかえって誰だよそいつ!?」
かなり驚いてるシカマル。
「おーシカマル。いたのか。」
「いちゃ悪いかよ。」
ふきげんそー。こわいこわい。
でも。カッケー
「かあさんは?」
「火影に呼び出されてたぞ。」
「なんで。」
「しるか。めんどくせぇけど飯は作っといたから勝手に食えよ。じゃ俺これから任務の打ち合わせだから。」
生めんどくせぇだ!ちょ、感激。
「あぁわかった。」
「んじゃな。」
そういってシカマルは出て行こうとした。
「あ!」
「何だよ」。
シカマルは唐突に声を上げた俺に怪訝そうな目をむけた。
「俺たちの名前言ってなかったよな気絶してるやつは鳴海。俺は詩華瑠。生物学上と戸籍上は女だよ。」
「お、俺は奈良シカマルだ。中忍やってる。
シカマルは少し戸惑ったような顔で言った。
「あーえっと、俺たちは遠いとこからきたからランクはわかんないけど、お前には負けねぇよ?」
「は?なに?」
「お前には負けねぇっつってんだよ。こういうのって最初に言っといたほうがいいだろ?あ、ナルトによろしくいっといて。さっき森であったんだわ。」
「てめぇナルに何にもしてねぇだろうな。」
眉間にシワを寄せ恐い顔。
生ナルも聞けたし。満足、満足
「何もしてねぇよ。ちょっと遊んだだけ。かわいいなあいつ。もらっていい?」
「てめぇざけんなよっっ!!」
いきなり殴り掛かってきた。
が写輪眼を発動させていた俺にはスローモーションに見える。
「おせぇよ。」
難無く影縫いで捕まえられる。
「なっ!?」
驚きの声を上げる。
そりゃそうだろう。秘伝忍術を使ったのだから。
じたばたともがく。一応耐性みたいなのがあるのか、少し動けている。ゆっくりと動いて俺にばれないようにクナイを取り出そうとしているけどばればれなんだけど。
「だから、俺には敵わないって。」
そういって背後に回ってクナイを取り上げる。
「てめっ!」
「ったく、木の葉の中忍はこの程度か?弱いな。」
「お前。何者だ?」
シカクも訝しげな声を上げる。
「ただの流れ者です。なにかあるなら結界でも張って閉じ込めてくださいよ。
不敵に笑って見せると二人は
「「はぁ…」」
とため息をついた。
「ま、何はともあれおじゃましまーす。」
「あっお前いつのまに逃げたしやがった!」
「えー今の間に?」
「なら、結界張ってもむだだろうが。」
「ですかねー。まあ別に木葉に対して何かしようってわけじゃないんで、安心してくださいよ。シカクさん。」
「…事情は後で説明してもらうからな。小僧。」
睨みつけられる俺。
シカマルの殺気の数倍だよ。こわいこわい。
「小僧って呼ばないでくれたら教えますけど。 」
が、ソンナ気持ちを隠し、得意のポーカーフェイス。
「てめぇの事情を教えろ詩華瑠。」
「はーい。の前に鳴海寝かせてください。」
「おう。」
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