NARUTO
□ 真っ白な世界を抜けると、そこは木の葉の里でした。7
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言われたとおり、風呂場にむかった。
ガラッ
ドアを開けた。
そこにはシカマルがいた。
スッとドアを閉めた。
「っきゃああああああ!!!!!」
「うわあああああああ!!!!」
そして、二人の悲鳴が奈良家に響き渡った。
そして、15分後。俺は湯舟に浸かっていた。
ヨシノさんがシカマルを追い出し、俺に謝らせ、俺を湯舟に押し込んだ。
長く、結い上げた髪を下ろし、頭を洗う。髪の量が多いから結構大変だ。
髪の毛を丁寧に洗い、トリートメントをする。
体を洗いながら、シカマルになぐりかかられたときにした匂いが自分の髪からすることに気がついた。
すこし幸せな気持ちになった。
そんな自分に気付き苦笑する。
おれ、結構乙女入ってんだな。
―――――実らない恋なのに…
妙にシリアスな雰囲気になってしまった。
そんな気持ちを洗い流すように頭からシャワーをあびて風呂から上がる。
するとまだリビングからシカマルがヨシノさんに怒られている声がする。
(助けてやるか…)
リビングのドアノブに手をかけた。
「ぎゃあああああ!!」
その時鳴海の乙女らしいとはいいがたい悲鳴が響いた。
そのあと、
「なんだってばよおおおお!?」
ナルトの悲鳴が響いた。