NARUTO
□ 真っ白な世界を抜けると、そこは木の葉の里でした。8
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「鳴海〜?」
「ナルト!!」
俺達は大切な人のところへ向かった。
別に俺は急がなかったけれど瞬身の術で移動した。
シカマルはとても急いで走っていったけど。IQ200も恋人の事になると働かないんだな。考えても見ろよ、ナルトだって忍びだ。ちょっとやそっとじゃあんな悲鳴は上げねえっつーの。ましてや大好きなやつの家ならな。
そこには、予想どおり、二人の金髪碧眼がいた。
「どうしたっつーか、ナルトが目の前にいたから驚いただけだろうけど。」
「うん!!だってナルトだってばよ!?驚かないほうが変だっては。」
「はシカマルみても驚かなかったけど?」
「それはおいといてシカマルたちが仲よさげですよ?」
シカマルがなんとかナルトをなだめているようにしか見えないのだが、困っているようなので助けてやる。
「ナルト、またあったな。」
声をかけるとナルトの視線がこっちを向いた。
「ああっ!…だれだってば?」
人の事ゆびさしといて、それかよ…
「愛しのシカマルに自業自得の意味はおしえてもらったかな?ナルトくん。」
「ああっ!あんときの偽シカマルだってばよ!!」
「シカマルってひでーなおい。」
「だって、名前おしえなかっただろ!名前教えろ!ここにいる理由もだってばよ!」
「わかったわかった。そういやシカマルにもいってな」
と、いうことで、本日三回目となる事情説明をした。
三回目にもなるとさすがに慣れてきた。
最初はかなり時間のかかった説明も、簡単に済ませることができた。
まあ、頭のいい奈良一族だからってのもあったけど。